オタマジャクシからカエルへと成長するということは皆さんご存知ですよね。
では、どの時期にどれくらいの期間で成長するのかというと、もしかしたらご存じない方もいらっしゃると思います。
では、カエルに成長するまでの期間と成長する時期はいつなのかを調べてみました。
成長期間
日本の田んぼなどに住む一般的なアマガエルの場合、約一ヶ月から二ヶ月という時間をかけて成長します。
しかし、ツチガエルやウシガエルなどの成長過程は長期間に及び、カエルの種類によって成長にかかる時間が変わってきます。
その理由は、ツチガエルやウシガエルは、オタマジャクシの状態で越冬してカエルになるからです。
また、オタマジャクシの変態は気温や水温、気候の影響を非常に受けやすい生き物です。
例え同じ種類のカエルであっても、親カエルが卵を産んだ場所の環境によってその成長速度は大きく異なるという特徴があります。
成長時期
日本では、大抵はいつでもどこでも何らかの種のカエルの幼生やオタマジャクシを見ることができます。
これは、カエルの産卵時期に連動しているからです。
真冬にはヒキガエルやアカガエルが産卵し、春にはシュレーゲルアオガエル、初夏には多くのカエルが産卵します。
中でもツチガエルやウシガエルはそれが9月まで続くと言われています。
なので、やはりオタマジャクシは夏に多いということです。
冬に産卵する種が孵化するまではオタマジャクシはほとんど見られなくなりますが、ツチガエルとウシガエルはオタマジャクシで越冬します。
ただし、日本の稲作では乾田化や農薬の使用が進められ、水田のオタマジャクシを減少させる原因となっています。
冬季に産卵するアカガエルや幼生時期が長いトノサマガエルは各地で個体数が激減していますが、これは夏の一時的な水抜きや冬の水抜きなどが影響を及ぼしていると言われています。
まとめ
特に人間が水をコントロールしている場所でのカエルの世界も厳しいものということが分かります。
人間が邪魔しないところで元気に育ってほしいですね。
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