アマガエルを卵のときから飼育したい、と考える方も多いのではないでしょうか。
卵からオタマジャクシ、カエルになるのを観察するのは、小さいお子様の勉強にもなりますよね。
アマガエルはいつどのような感じで繁殖しているのでしょうか?
ここではアマガエルの繁殖方法や繁殖期の餌についてご紹介します。
アマガエルの繁殖方法は?
アマガエルの繁殖は4~7月にかけて行われ、長いものだと8月まで及ぶことがあります。
産卵する場所は田んぼや池などを選ぶ場合が多いですが、水たまりにはオタマジャクシを捕食する生物がいないので、水たまりに産卵することも多いようです。
産卵するときはメスの背中にオスが乗り、包接という状態になります。
この状態で水面を泳ぎ、逆立ちしながら産卵、放精を行います。
産卵後の卵は水温にもよりますが、3日から1週間ほどで孵化します。
1度の産卵で500~1000個ほどの卵を産むそうなので、繁殖させたい場合は、卵を数個すくって持ってくるのがいいと思います。
飼育しているアマガエルを繁殖させたい場合は、オスとメスを同じケースに入れ、産卵場所となる水草の入った水入れなどを準備してあげれば、産卵すると思いますが、産卵数が多いので、育てきれる自信がある時だけにしましょう。
アマガエルの繁殖期の餌は?
アマガエルは繁殖期の前半では餌を食べなくなることが多いようです。
ですが、アマガエルの繁殖期は長いので、後半になると普通に餌を食べるようです。
野生のアマガエルは繁殖期になると土の上で過ごすことが多くなるようで、アリや甲虫などの地面を歩くものを多く食べるようになるようです。
飼育しているアマガエルは、あまりどのような餌を与えるか気にしなくてもいいと思います。
市販のカエルフードでも繁殖期にも使えるものが販売されているので、虫が苦手な方は一度試してみるのもいいかもしれませんね。
卵から孵化したオタマジャクシは、カエルとは違って雑食性になるので、パンや米粒も食べるようですよ。
また、茹でた野菜の切れ端もよく食べるようです。
これ以外にも金魚やメダカの餌でもいいようです。
脚が生えてきて体色が変わってきたら、食性も変わるので、徐々にミルワームやバッタなどの生餌に切り替えるようにしましょう。
まとめ
アマガエルは水の中で産卵を行うので、卵が欲しい場合は田んぼや池の中を探してみましょう。
卵はとても小さく、1.3~2mmほどの大きさの卵が、5~30個ほどの小さな塊で水草などにくっついています。
アマガエルを飼育して産卵させることも可能ですが、産卵数が多いので、きちんと育てる環境を整えてから繁殖させるようにしましょう。
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