ヒキガエルの卵の繁殖場所ですが、止水に多くの雄が集まって、「クックック」と鳴いている声が良くしますが、繁殖場所もそういう場所ということでしょう。

繁殖は、主に池、湿原、湖といった浅めの止水が多いようです

大型のヒキガエルのメスほど、卵を数多く産むようです。

ヒキガエルが産卵に好む場所は深い池です。

ヒキガエル 繁殖期 変化

10,000個以上のスゴイ数の卵を産出する

早春に繁殖することで知られますが、同じ早春に繁殖するニホンアカガエルなどに比べると、ヒキガエルのほうは、より深い池を好む傾向があるようです。

ゼリー状の紐のような塊の卵塊は、卵紐とも呼ばれるように、まさに卵が多数入った紐のような状態の塊です

この卵の塊には、無数の卵が入っていて、産卵数というか蔵卵数は1,500~14,000個とかなり幅があるようですが、凄まじい数と言えるでしょう。

雌のヒキガエルの産卵場所はどこにでも無数の卵を産み付ける

ヒキガエルの産卵場所ですが、かなりいい加減というか、どこでも産み付けてしまうような所があるようです。

たまたま出来た水たまりなどに、平気で産み付けることも多いようです。

従って、そのような場所に産み付けられた卵は、孵化する以前に命を失ってしまうことが多いそうです。

卵は、透明なチューブのようなゼリー状の紐のような膜の中に無数に存在しているのですが、色は黒くて小さな粒のような卵が無数に並んでいる形です。

卵を包んでいるチューブのようなゼリー状の紐は、非常に長いもので、数メートルにも及ぶものもあるようです。

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無数のヒキガエルの雄が同じ場所で雌の争奪戦を行い卵を産ませる

大きな池だと、産卵期になるとかなりの数のヒキガエルが集合して、雌の争奪戦が始まるようです。

これは、いわゆる「カエル合戦」とか「カエル相撲」とか呼ばれるもので、体の大きいカエルなどは、かなり迫力ある争奪戦を繰り広げるようです。

1匹の雌に、雄が多数被さって乱交状態というのも珍しくない光景のようです。

雄のヒキガエルの力があまりに強いため、雄が覆いかぶさって雌に抱きついた時に雌が窒息して、そのまま絶命するといったことも結構あるようです。

まとめ

卵が孵化するのに要する時間ですが、普通は、1週間~10日前後のようです。

寒い場合は、孵化する前に、命を落としてしまうことが多いようです。

その時の気温や気候によって、成長がかなり左右されるヒキガエルの卵は、大変デリケートにできているようです。

一度に産卵される卵の数は、1万個位ということで、すべて孵化してオタマジャクシになったら、それはそれで池の環境にもかなり影響してくることでしょう。

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