四季があれば、冬は多くの植物も動物も眠る時期、つまり冬眠の時期に入ります。
そこで気になるのが、野生のヒキガエルはどんな冬越しを行っているのでしょうか?
また、ペットとして飼育をしている場合、どのように冬越しを行えばいいのでしょうか?
野生とペットのヒキガエルの冬眠!入る時期は?場所は?
野生の個体とペットの個体で冬眠の時期の扱い方に違いが見られるのでしょうか?
どんなことに注意して管理していけば、乗り越えていけるのでしょうか?
そこで今回は、ヒキガエルの冬眠をテーマに少しずつ紹介していきたいと思います。
野生の個体はいつ冬眠するの?入る温度は?
冬眠状態に入る目安として、10℃を下回ってくると活動が鈍くなり、ほとんど動かなくなってしまいます。
もちろん、カエルの種類や暮らしている環境によっても時期は変わってきます。
冬眠期間は、たいてい11月〜4月までの5ヶ月間と考えておきましょう。
ただし、冬場でも小春日和のような天気の時には、ごくまれに地上にひょっこり顔を覗かせることはあります。
これは意外かもしれませんが、カエルの越冬場所は、水の中でも、土の中でもありません。
ヒキガエルをはじめとする多くのカエルは、枯葉が積み重なった下などに身を潜めています。
ペットとして飼われている個体の冬眠は?
基本的にペット飼育している場合、ヒキガエルは冬眠をさせないでください。
水槽の温度を冬眠状態に入る10℃まで下げるのが大変ですし、半覚醒状態のままだと内蔵機能も充分に働かないからです。
そこで飼育下のヒキガエルは、冬眠をさせずに管理していきます。
具体的には、水槽の底と同じくらいか、少し小さいくらいのパネルヒーターを準備してください。
人間の体感温度とヒキガエルが感じる温度は異なるため、最高最低温度計を使い20℃を下回らないようにしてください。
20℃以下になると、だんだんと食欲が低下してきます。
まとめ
野生の個体は、冬から春先まで10℃以下になると落ち葉の下などで冬眠をします。
一方、ペット飼育下の個体は、冬越しをさせずに、パネルヒーターを準備し、水槽の底から暖めていきます。
できる限り、ヒキガエルの身体に負担をかけないように飼育していくことが大切です。
今のあなたにおすすめの記事