カエルを飼っていると、脱腸に遭遇したことはありますか?
よく大型のメスに多いと言われてます。
しばしば餌の大きさや量に起因したりします。
もしあなたのカエルが脱腸になってしまった時のために、覚えておいたほうが良いことを調べてみました。
脱腸の原因
脱腸は下痢や消化不良、栄養性疾患、肥満などが原因だと考えられています。
傾向としてはツリーフロッグに多い疾患で、さらにメス個体に多いとされています。
メス個体の脱腸は、腸だけでなく卵巣まで一緒に出てきてしまった症例もあるそうでかなり危険な状態となります。
この脱腸は、酷い症状で無ければご家庭で治療することも可能です。
家庭での治療法
家庭で治療するために必要な物は、抗生物質の軟膏と綿棒を用意します。
ちなみにこの抗生物質の軟膏は、医師からの処方が必要です。
飛び出している腸に軟膏を塗って、綿棒で優しく押し戻していきます。
腸が腫れていてなかなか戻せない場合は、脱腸部分を飽和砂糖水に浸すと浸透圧の関係で上手に戻ることもあります。
この時焦ってカエルを強く握らないようにしてください。
また、握りが足りないと逃げられるので、小指と親指・人差し指はある程度力を入れます。
ハンカチはクシャクシャにした感じで濡らし持ちます。
まとめ
餌が大きすぎたとか、与えすぎたなどの原因で脱腸を引き起こす可能性があるので、よく観察しておきましょう。
脱腸を見つけたらすぐに戻してあげなければいけません。
場合によってはカエルが自分で足に引っ掛けてしまい、余計に腸が飛び出る可能性があるからです。
綿棒に水を付けて優しく戻してあげるのが良いですが、なかなか自分では戻せないという場合には獣医さんにお願いしてすぐに治療してください。
そして病院に連れて行く際には腸が乾かないように配慮してください。
無事に腸を戻せたら、しばらくは今までと同じ餌を与えないように注意してください。
最低でも2~3日は絶食にして、少しずつ様子を見ながら餌を与えましょう。
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