カエルをペット用として購入し、飼っている方もいるかもしれません。ある日カエルの手足が「赤く」なってしまっていたら、それは「感染症」の疑いがあります。
カエルの手足が赤いと、どのような感染症が考えられるのでしょうか?
カエルの手足が赤い場合の感染症
様々な細菌の感染によってカエルももちろん生き物ですので、病気に感染します。
細菌感染症は水の近くで生きるカエルは湿度の高い環境に居ますので、最も頻繁に起こりやすい病気の一つです。
四肢や腹部が「赤く」なり、ただれる症状の出る感染症を「赤肢病」、別名を「レッドレッグ」と呼びます。感染症が原因でカエルの手足は赤くなってしまうのです。
(小見出し)レッドレッグの症状について
カエルのレッドレッグは手足や腹部が赤くなるだけではなく、その他の症状としては餌を食べない食欲不振、腹水が溜まる、四肢のむくみ、角膜炎、皮膚が剥がれたりする症状が見られる可能性があります。
重症の場合には潰瘍を形成して出血したり、全身に菌が回って敗血症を起こしてしまう可能性があります。
レッドレッグになる原因とは
カエルの手足が赤くなるレッドレッグに感染する原因としては、水の汚れや飼育しているカエルの場合には飼育ゲージの汚れが原因となります。
治療方法はあるのか?
飼育しているカエルなどを含めても、カエルを診察してくれる獣医というのはかなり限られてきます。
主な治療法としては環境を清潔に保ち、抗生物質を投与する必要があります。
0.5%濃度の食塩水に浸してカエルを薬浴させる事も効果があるようですが、脱水になってしまったりするので注意が必要になります。皮膚が剥がれてしまった場合などには両生類用の「リンゲル液」で体液を補う必要があります。
あとはカエルも生き物ですので、ストレスによって免疫力が下がらないように、ストレスのない環境で治療する事が大切です。
まとめ
カエルは治癒能力の高い生き物なので、手足が赤くなってしまったのを見つけた場合に素早く対処すれば、治癒する可能性はかなり高いです。手足の赤さも裏側から見ないと分からない部分も多く、発見が遅くなる場合も考えられます。
普段から生活環境を清潔に整える事が重要です。
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