カエルのお腹がパンパンになることがあります。
なぜお腹がパンパンになるのか、その理由を調べてみます。
カエルのお腹がパンパンになるのは?
カエルのお腹がパンパンとなるのは、子孫を残すために雌が産卵前に体内にたくさん抱卵するためです。
産卵前の雌のカエルはお腹がパンパンになっています。
産卵期になるとパンパンになった雌のカエルに雄のカエルが抱きついて雌に産卵を促す種類もいます。
産卵した卵に放精して卵を受精させます。
また、カエルが病気になってお腹がパンパンになることもあります。
お腹がパンパンなる病気には、腹水症や浮遊病が知られています。
カエルの産卵数
一匹のカエルが産む卵の数は、ウシガエルが10,000~20,000個、ヒキガエルが2,000~8,000個、アマガエルが500~3,000個、トノサマカエルが800~2,000個、ツチガエルが800~1,400個と大変な数です。
産卵前の雌は、体内に抱卵しているわけですから、お腹が膨らんでいる理由がよく解かります。
日本にいるタゴガエルの卵は一番大きく直径3.5㎜ほどです。
また、ヒキガエルの卵の大きさは2㎜ほどです。
産卵された卵の塊はかなりの大きさです。
カエルの病気
病気によってカエルのお腹がパンパンになることがあります。
病気には、腹水症と浮遊病があります。
カエルの腹水症は、カエルのお腹に水がたまる病気です。
カエルは、お腹に溜まる量が多くなるとうずくまり、元気や食欲がなくなります。
腹水症になる原因は、細菌やウィルス感染、心不全、腎不全、肝不全などです。
カエルの浮遊病は、消化器官内に溜まったガスが浮力体となり、水面に浮かんでしまう病気です。
このような状態になったカエルは両生類を診てくれる動物病院につれて行くしかありません。
まとめ
カエルのお腹がパンパンになるのは、雌が産卵前に体内にたくさん抱卵していいるときです。
また、病気のときもお腹がパンパンになります。
浮遊病になると、お腹にガスがたまって水中のカエルは浮いてしまいます。
腹水症になると、お腹の中に水が溜まり、水中のカエルは水の量が多いと水底にうずくまります。
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