我々日本人にとって、最も身近にいるであろう、両生類カエル。
陸では超人的な高く素早いジャンプで、また、水中では、オリンピック選手も真っ青なクールな平泳ぎで移動することがきる、そしてなんといっても、スパイダーマン顔負けの垂直面での移動。
すごいヤツラです。
さて、そんなカエル達のとんでもない脚力のもつ秘密、気になりますね。
詳しく掘り下げてみます。
指の形状
カエルの足の指は前足が4本。
後ろ足が5本あります。
指の長さは体のわりにとても長く、人間の感覚で説明すると、指の長さだけで顔面の縦の長さに匹敵するくらいの長い指をもっています。
また指と指の間の関節はとても可動域が広く、180度開く指もあります。
天才作曲家兼ピアニスト、リストもびっくりのポテンシャルを持つ指です。
そして、最大の特徴といえる、指先の吸盤。
それぞれの指先に丸い風船のような吸盤があります。
この吸盤は顕微鏡でみると細かな溝がたくさんあります。
また、分泌液を出す小さな孔があります。
この分泌液を溝との間に密閉空間をつくり、さらに壁面との摩擦力を利用して垂直面での移動が可能になっています。
水かき
カエルの後ろあしの指と指の間には水かきがあります。
長い指と指の間にある水かきですので、とても大きい水かきです。
この水かきを使って平泳ぎをするのです。
また、平泳ぎといっても、人間とは違い、カエルは前の足は使いません。
だから、水かきがあるのは後ろ足の指だけです。
ジャンプに必要な後ろ足の仕組み
カエルの後ろ足はとても長いことで知られています。
そして筋肉が著しく発達しています。
また、足と足の間にある、前項で記した立派な「みずかき」があります。
長さ、筋肉をもつ強い脚、そして、それを支える大きな水かきのグリップ力で安定性、高さ、距離を兼ねそろえたジャンプを可能にしているのです。
まとめ
上記がカエルの足の持つ主な特徴です。これらにより、水陸両用、さらに素直面での移動ができます。さて、ここまで調べてみて、「なぜカエルはこんなにも移動という能力に長けているのか」という疑問を持ちますね。
それは『カエルは攻撃に長けた能力を持っていない』というころが起因しています。
そう、彼らは狙われたら逃げるしかないのです。
今のあなたにおすすめの記事