時々、カエルが口を大きく開けてパクパクしている姿を目にした事はありませんか?
ペットとしてカエルを飼育している方なら見たことのある行動かもしれません。
実はこの行動、脱皮をしている最中なのです。
カエルも脱皮をするのです
私たちにとって、すごく身近な生き物であるカエル。
しかし、その生態を詳しく知っている方は意外に少ないのではないでしょうか。
ヘビの脱皮はよく聞きますが、カエルも脱皮をします。
カエルは皮膚呼吸をしているのですが、その皮膚の角質化が進むと酸素を通しづらくなるため脱皮をするのです。
また、カエルの皮膚は汚れや傷がつきやすく乾燥しやすいため定期的に古い皮を脱ぐ必要があります。
脱皮の回数は個体により異なりますが、多いときには毎日脱皮をする事もあります。
そしてカエルはヘビとは違い脱皮した皮を食べてしまいます。
そのため、あまりカエルの脱皮は知られていないのかもしれませんね。
脱皮の仕方
背中側を丸めて力を入れ、後ろの方から古い皮に割れ目を作ります。
その後、体をクネクネと捻じらせたり、口を大きく開けて徐々に食べながら引っ張っていきます。
その動作を何度も何度も繰り返して口の周りに皮がなくなれば脱皮終了です。
脱皮にかかる時間はだいたい5分~15分程です。
なぜカエルは脱皮した皮をたべるのか
カエルだけでなく、トカゲなどの両生類は脱皮した後の皮を食べてしまいます。
その理由はハッキリとは分かっていませんが、脱いだ皮を食べて栄養にしているという説と、カエルなどを捕食して生きているヘビに見つからないようにするためという説があります。
どちらにしても、自然界で生き延びるために重要な行動なのですね。
反対に、ペットとして飼育されているカエルは定期的に餌をもらっているため、脱皮した皮を食べない事もあるそうです。
まとめ
今回の調べで初めてカエルが脱皮をするという事が分かりました。
最近、ペットショップでもよく見かけるようになったカエル。
自然界で生息しているカエルでは見せない姿も、飼育していると見られる事もあります。脱皮するときの行動もその一つと言えるでしょう。
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