自分の身を守るために、体の色を変えて風景に溶け込む擬態。

有名どころのカメレオンだけではなく、カエルも体の色を変えることができます。

主に緑色、灰色、土色。

カエルといわれて想像する緑色だけではなく、実に豊かな色合いがあります。

上記にあげた色への変化だけではなく、体に模様まで出てくることもあるのですから器用なものですよね。

周りの景色に合わせて色を変化させるということは、カエルは色の識別ができているということなのでしょうか?

動物だと、例えば犬。

犬の目には、人間のように色を判別する機能はありません。

カエルの目にはあるとすれば、すごいことですよね。カエルの目は色を判別して体の色を変えているのか、調べてみました。

カエル 色 識別

今だ不思議が多い。色の識別がカエルは出来るのか否か

調べてみた結果、カエルに色彩感覚があるのかどうかは、今だ謎の部分が多く解明されていないところが多いです。

人間と違い、カエルには皮膚にも光を感じる細胞が備わっており、皮膚に受ける刺激をもとに体色変化を起こしていると考えられています。

色とは光です。

光の波長の違いによって、人間は様々な色を目で感じ取っているのです。

目に入ってきた光を、脳が「青だ」と認識して初めて「青」が識別できるように、カエルも皮膚に感じる光の波長を反射的に判断して、周りの景色を認識しています。

そして、皮膚からの刺激によってホルモンが動きはじめ、緑や灰色へとカエルの色は変わる。

カエルは水中にいるおたまじゃくしの時に視神経が発達し、水中から地上へと成長段階によって生息域を変える生き物なので、目からの認識もまた人間の見え方とも違いがあるでしょう。

そして皮膚からでも、カエルにとっての「青」が人間の感じる「青」とは限りませんが、皮膚からの刺激をもとに反射的に体の色を変えていると思うと、自然の神秘を感じますね。

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まとめ

カエルが体の色を変える時、目に色を識別できているのか。

目で識別しているというよりも、体で感じて認識しているといったほうが近しいものでした。まだカエルが目で識別ができているのか否かなど、解明されていない謎は多いので、近い将来に明らかになることを望みます。しかし、この現代でも解明がなされないというほど、カエルの体は奥深いのですね。

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