アマガエルはどのような時期に繁殖しているのか、卵はどのような場所に産み落とされるのか、アマガエルの飼育を検討している方は知っておきたいこともあると思います。
今回はそんなアマガエルの産卵に関する内容を中心に記事を書いていきたいと思います。
アマガエルの産卵時期について
アマガエルの繁殖は、4月~7月にかけて行われます。
長いと8月まで及ぶことがあります。
アマガエルは皮膚の感覚がすぐれているので、湿度の変化により、天候の変動を先読みすることができます。
雨はオタマジャクシが育つのに必要な水たまりができやすくなりますので、繁殖に適した時期となっており、オスはここぞと言わんばかりに大きな声を出して鳴きます。
オスはメスと比べて鳴嚢と呼ばれる、あごの下の大きな声を出す部分が発達していますので、メスよりも大きな声で鳴くことができます。
鳴き声などもよく聞くとオスのほうが高く、メスのほうが低いことが聞き取れると思います。
メスはこの大きな鳴き声を頼りに、オスを探し水たまりなど水が沢山あるところで落ち合います。
春先から夏にかけて、梅雨などもありますので、この時期はまさに産卵にうってつけの時期と言えるでしょう。
アマガエルは夜行性の生き物であるので、産卵をするのは主に夜のようなので、産卵を観察したい場合は薄暗い程度に照明をつけてみるとよいでしょう。
産卵場所と卵が孵化する環境
アマガエルの卵が孵化するまで約1週間かかると言われています。
産卵する場所は少なくともオタマジャクシが成体になるまで水が残っている環境が望ましいため、田んぼや池などを選ぶことが多いと思います。
雨で出来た水たまりなどはオタマジャクシを捕食する水棲生物がいませんので、水たまりに産卵するといったことは多いようです。
温度が高いほど卵の孵化は早く、代謝も活発になるため成長も早いようです。
まとめ
アマガエルは一度の産卵で1000個ほどの卵を産むことができます。
一度にたくさん水槽の中で孵化させてしまいますと共食いの原因となってしまうので、繁殖をさせたい場合はある程度卵を残して、そのほかは近くの池に放しておくといったことが賢明かもしれませんね。
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