産卵した卵を食べて、口から出産するカエルがいると聞きましたが、本当にそんなカエルがいるのでしょうか。

カエルは卵を産卵して、暖かくなると卵が自然に孵化し、オタマジャクシになり、手足が出てきてカエルに変態していく両生類と教えられてきましたので、驚きです。

そんなカエルがいるのか調べてみます。

卵を食べて、口から出産するカエル

早速調べてみました。

すると、卵を食べて、口から出産するカエルってホントにいたことが解かりました。

名前はカモノハシガエル、オーストラリの固有種のカエルで、カメガエル科に分類されます。

今では絶滅種になっています。

別名は、イブクロコモリガエルです。

カモノハシガエルのオスの体長は3.3㎝~4.1㎝、メスの体長は4.5㎝~5.4㎝ほどの大きさだったとのこと。

生態は夜行性で、湿潤な樹林内を流れる岩場の渓流に生息し、夜間陸上の獲物を捕食していたそうです

カモノハシガエルの繁殖の形態は卵生。

メスは11月~1月に1回当たり18個~25個の卵を産み、メスがその卵を食べたそうです。

食べられた卵は、メスの胃袋の中で孵化し、オタマジャクシになり、変態して子カエルになります

メスは卵をたべてから、6週間~7週間経つと、口から次々と6匹~25匹の子カエルを産んだそうです。

メスの胃袋の中で食べた卵は消化されないのでしょうか。

不思議です。

消化されない理由は、卵の保護膜やオタマジャクシや子カエルから胃酸の生成を妨げる物質が分泌されて、胃袋で消化されないようになっているそうです

消化器官の胃袋が子宮の役割を果たす生物がいるなんて、たいへん不思議です。

カモノハシガエルが最後に現認されたのは、1985年が最後で、それ以降の目撃証言はないそうです。

そのため現在絶滅種として考えられているそうです。

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まとめ

産卵した卵を食べて、口から出産するカエルは本当にいました。

過去形になるのは、現在絶滅種と考えられているからです。

胃袋の中で卵から子カエルに成長させたのは、外敵から子孫を守るための生物の進化だったのでしょうね。

そんなカモノハシガエルが現在見られないのは残念です。

 

参考文献 Wikipedia カモノハシガエル

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