夏休みになると頭を抱える一つは自由研究ですよね。
何をしようとズルズル日が過ぎて、夏休み終わり前に慌てて取り組み夏休みの楽しさをおじゃんにしてしまうのは辛いですよね。
そんな時、おススメの一つとしてカエルの色の変化を調べてみることは良い課題だと思います。
何故色が変わるのか
カエルは外敵から身を守る為、背景と同化しようと常に必死です。
その必死さがカエルの体色を変化させています。
比較的よく見かけるカエルは黄緑色をしていると思いますが、枯葉や土の上に居るカエルは茶色っぽいです。
そして、コンクリートの場所では灰色のカエルも見掛けます。
実は、カエルは「メラニン細胞刺激ホルモン」というホルモンで環境に合わせて体色を変えています。
何故そんなことが出来るのか?
カエルの表皮には黄・青・黒の三種類の色素胞があります。
色素胞というのは、変温動物における色素細胞のことです。
しかも、この色素胞というのは動きます。
カエルはこの三色の色素胞をメラニン細胞刺激ホルモンによって自由に操り、体色を変化させているのです。
簡単に言うと、黄色・青色・黒色の絵の具を混ぜ合わせて体に色を塗っているようなイメージです。
葉っぱの上に居る時は、黄色と青色の絵の具を混ぜ合わせて緑色にするということです。
緑色のカエルの場合、上から見ると黄色と青色が混ざり合って緑色に見えるのです。
実験の方法
実験の方法は、水槽に色紙を貼りその中にカエルを入れて放置します。
ただこれだけですが、カエルの体色が変わるかどうかはどうやらカエルの気分次第というところもあるらしく、長時間放置しても変化の無い場合もあれば早くて20分程度で大きく変化する場合もあります。
注意点は、体色の変化にはホルモンの働きが大きく関わっている為、カエルにストレスを与えないように注意しないと、なかなか体色の変化は見られないようです。
まとめ
カエルの気分次第で実験が成功するか否かというのは困るので、カエル一匹だけで確認するのは避けた方が良いです。
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