「カエル」と言われて連想するのは、緑色をしたカエルの姿が一般的かと思います。
ですが、カエルは緑色だけではないのです。
緑色だけではなく、土のように茶色い色をしたカエル、灰色の体のカエル。
体の色を変化させる動物といえばカメレオンが有名ですが、カエルも体の色を変えることができるのです。カエルだけに「変える」……。
カエルの体の色が変わることは分かったけど、変わるといっても一瞬にして色が変化するのでしょうか? だとしたら、変わる瞬間を見てみたい。
カエルの色が変わるまでの時間について調べてみました。
意外と時間がかかる!?手品のようにカエルの色は変化しなかった!
日本国内で体の色を変えるカエルといえば「アマガエル」が有名です。
アマガエルの体色変化について調べてみましたが、一瞬にて体の色が変わることはないようです。
残念……。しかし、体の色を変えられるだけで十分にすごい。
体色を変化させる生き物は、みな周りの景色に合わせた保護色を身にまとうことで、天敵からの目を逃れ身を守っています。
例に漏れず、カエルも体の色を変えて危険をかわしているので、青い葉っぱの中に居れば緑色になり、土の上に居れば茶色になり、コンクリートの上に居れば灰色へと変化するのです。
ですが、その変化にかかる時間には個体差があります。
一方のカエルは灰色へと変わったのに、もう一方のカエルは緑色のまま。
そんな差が出てくるのです。
また、色が変わるのが比較的に早かったカエルでも、時間帯や場所によっては変化が遅い場合も。
この違いには、何が原因として考えられるのでしょうか?
身を守るための変化ですので、その時にカエルが危険を感じているか警戒しているかで、体の色が変わる時間に差が出てくると言われています。
慣れた場所で、危険が少ないと分かっているところでは、わざわざ体の色を変える必要がないということですね。
まとめ
カエルの色の変化が見たい! と思ったら、一匹ではなく数匹のカエルをつかまえ、警戒が薄れていない、捕えたその日の内に観察することが近道です。
カエルの変化が遅くなってきたなぁ。変わらなくなったなぁ。と思うようになったら、カエルの警戒心が薄れ、信頼されている証拠かもしれません。そう思うと、カエルは可愛らしい生き物ですよね。
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