カエルといえば緑のイメージですが、中には茶色のカエルもたまに見かけます。
産卵期になると水が張られた水田にどこからともなく表れます。
孵化した後のオタマジャクシは成体よりも大きくなったりするのでとても神秘的です。
愛らしい表情からは考えられないぐらい賢い生き物で、元々は緑色の体色なのに茶色に変わるカエルも中にはいるのです。
そのカエルの正体は一体なんなのでしょうか?
よく見かけやすいカエル
日本中のどこにでも分布していて、最も見かけやすく有名なカエルはニホンアマガエルです。
田んぼにも繁殖するけれど、餌ほしさに民家にも突然現れます。
民家の窓ガラスに着いている虫を食べに来るので自然が残っている住宅街でも見ることができます。
大きさは2cm~4cmぐらいで小さく可愛らしいです。
シュレーゲルアオガエルという種類のものとよく似ています。
それとの見分け方は目の近くにある線です。目の後ろ側にはっきりと太い線が入っていればアマガエルです。
緑から茶色に体色が変わるカエルの正体
体色緑から茶色に変わるカエルの正体は、実はよく見かけると先ほども紹介したニホンアマガエルです。
茶色になった時には雲形の模様がくっきりと表れて、一見してアマガエルとは全く思えない容姿になります。
体色変化は、周りの色に合わせるいわゆる保護色なのです。
しかし、自然に変色するわけではなくある程度意思が働くようなのです。
夜などは土の上にいても緑色の体色のままで過ごします。
茶色に変色した後でそのまま眠ってしまったりするとそのまま緑色に戻る事が遅れることもあるようです。
脳の働きで体色が変わるのはとても驚きです。
アマガエルの特徴
低気圧が近づくと雨を察知してグエッグエッとけたたましく鳴くのが特徴的です。
体の割には声量があるので田んぼに水が張られているときにたくさんのアマガエルがいると、大合唱のようになります。
ヒキガエルとは対象的に、絶えず動き回り全くジッとしていないのがアマガエルです。
まとめ
アマガエルは危険を冒してでも、民家に餌を求め入り込んでくるぐらい元気な存在です。緑色だとばかり思っていましたが、茶色に変色することがわかりました。私たちが近づいていき、ビックリして逃げる時には茶色に変わっていることもあるかもしれませんね。
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