カエルの色は「緑」というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、世界中には緑以外にも、赤や黄色など様々な色のカエルが生息しています。
それらのカエルは見た目は綺麗な色かもしれませんが、実は「毒」を持つ危険なカエルも居る事を皆さんはご存知でしょうか?
日本に生息する身近なカエルにも毒を持つものはいます!
今回は緑や赤の色のカエルにはどのような種類がいて、どんな毒を持っているのかをお話しします。
日本にいるカエルの毒について
日本に生息するカエルでも毒を持つものは、何種類か存在しますのでご紹介しましょう。
ヒキガエル・・日本には4種類のヒキガエルが生息し、基本的に日本全国に生息しています。
ヒキガエルは手で持ったり、棒でつつくと後頭部にある耳腺から毒を出します。
また背中にあるイボからも有毒な粘液を出します。
種類によっては耳腺から毒を「吹き出す」ものもあるようですので、なるべく刺激しないように万が一触ってしまった場合などにはすぐに手を洗う必要があります。
ヒキガエルの種類と色に関しては以下の通りです。
アジアヒキガエル・・沖縄県周辺に生息、体長が約6~12センチ程度で体の色が「赤、オレンジ、褐色、黄色」などです。
二ホンヒキガエル・・日本全国に生息するカエル、体長が約6~18センチ程度、身体の色が「黄褐色、赤褐色」
ナガレヒキガエル・・紀伊半島から北陸地方に生息し、体長約7~17センチ程度で体の色が「緑褐色、黒褐色」
オオヒキガエル・・小笠原諸島、石垣島などの比較的暖かい地域に生息。体長は約9~24センチ、体の色は様々なものがいる。
アマガエル・・日本では一番良くみかける「緑」の色のカエルです、鼻筋から目にかけて茶色の筋が通っているのが特徴です。
通常は背中側が緑、お腹は白色になりますが、敵から身を守る為に黒っぽいまだら模様の色に色を変える事もあります。
このアマガエルですが、良く見るカエルで見た目もかわいいのですが、ちゃんと毒を持っています。
アマガエルの毒は体を覆う、粘膜の中に含まれています。
アマガエルを触った程度では毒に感染する事はありませんが、アマガエルに触れた部分に傷などがあった場合には激痛が走る事もあるようです。
アマガエルも触った後にはきちんと手を洗うようにしましょう。
世界に生息する猛毒を持つカエルは黄色や赤色!
世界一の猛毒カエルち言われる「ヤドクガエル」ですが、このカエルは中南米などの熱帯雨林に生息しています。
大きなものでも6センチ程度になるので、決して大きな生き物ではありませんが、このカエルは背中から強い毒液を発します。
その毒は現地の人には矢に塗って狩りをする為の毒としても用いられました。
ヤドクガエルの仲間は基本的に「赤・黄・緑・青」などの鮮やかな色をしています。
敵から身を守る為の警告として、このような色になっていると言われています。
まとめ
日本に住む身近なカエルにも毒はあります。色の鮮やかなカエルには特に注意が必要ですが、万が一触れてしまった場合には手をきちんと洗い、異常を感じたらすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
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