カエルはよく春先に田んぼや庭先などでも見かけますが、実際のところ何のカエルなのかはわかりにくい部分もあります。
カエルとひとくくりに言ってもなんと世界には6500種類ものカエルが存在するのはご存知だったでしょうか?
日本にも43種類ほどのカエルが各地に分布しています。各地域で生息している種類も違いがあるようです。
漫画やイラストでは緑色のアマガエルを描くことが多いですが、あの大きくて茶色のカエルは一体、何と言うカエルなのでしょうか。
日本のカエルの種類
43種類ほど分布している日本にいるカエルは、その半分の種類のものが日本でしか見ることができないものなのです。
本州、四国、九州、北海道などの周辺地域と南西諸島などで生息しているカエルは全く違います。
茶色で体の大きなカエルの正体
体の色が茶色で少し黄褐色じみていたり赤褐色じみていて、大型のカエルはニホンヒキガエルです。
見た目がとても似ているアズマヒキガエルという種類の可能性もあります。
この2種類のカエルの見分けは鼓膜の大きさと、目と鼓膜の距離で判別することが可能です。
パッと見はどちらがどちらかわからないほど似ています。
突然、庭にいたらビックリしてしまうほど大きなものもいるぐらい成長します。
日本にいる最小のカエル
大きなニホンヒキガエルやアズマヒキガエルとは対照的にとて小さなカエルもいます。
日本にしか生息していなくて、奄美諸島や沖縄諸島に分布する日本最小のヒメアマガエルという種類です。
体の大きさは2cm~3cmしかありません。
色は赤褐色でとてもかわいいカエルです。
沖縄に観光に行った際に夜に山林などをお散歩するとよく見かける事ができます。
変わった季節に産卵するカエル
普通のタイプのカエルはだいたい田んぼの田植え時期に水田に水が張られると産卵時期になります。
しかし、本州から九州にかけて分布しているニホンアマガエルは、他のカエルよりも産卵時期が早く、寒い冬の1月には卵を水田に産みます。
まとめ
たくさんの種類のカエルがいることには驚きましたね。体の大きなニホンヒキガエルは庭などに突然出没することもあるのでかなりビックリしますが、害があるような生き物ではないので、もし見かけてもそっと見守ってあげましょう。
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