今の日本ではカエルの足を食用として使う所もかなり少なく、あまり着目されないかもしれませんかもしれませんが、その昔カエルの足は「高級食材」として扱われていた歴史もある程です。
今回はそんなカエルの足や骨はどうなっているのかを見ていきましょう。
カエルの足の指は骨は4本?5本?
カエルの後ろ足は指が5本です。
ヒトと同じですね。
ただ後ろ足が水の中で泳いだり、ジャンプしたりする為にしっかりと大きく筋肉や骨が発達しているのが特徴です。
しかしながら前足の指を見てみると、日本に生息するほとんどのカエルの前足の指は「4本」です。
ヒトより1本少ないですね。
前足の指は元々5本あったとされていますが、進化の過程で退化したので4本になりました。
稀に5本目の小さな退化した指が見える事もあります。
しかしながら水陸両用で生きるカエルには、前足の指よりも後ろ足の指が重視され、進化を遂げたのでしょう。
足の指が5本あるカエルがいる?
鹿児島県の奄美大島にて生息が確認された「オットンガエル」というカエルには、足の指が5本確認されています。
他のカエルが退化してしまった指がそのまま残っているのですが、なぜそのような形態になったのかはまだ研究途中です。
突然変異のカエルの足
中国の北京で過去に8本の足のあるカエルが発見された事例があります。
また日本国内では北九州でカエルの足が片足しかないものが多数発見されたりという報告事案もあります。
北九州の事案の場合には研究チームによって、水質の調査や虫などに食べられた可能性、突然変異も視野に入れて調査が行われましたがはっきりとした結果は得られていないようです。
まとめ
カエルの足の骨は、前足より後ろ足が発達している事が分かります。
それはやはり生活の中で必要とされる部分が発達したという証拠でしょう。まだまだ未知数な部分も多いカエルの足の骨です。ますます研究が発展して、未知なる部分が解明される事を期待したいですね。
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