カエルの種類によってはカメと飼育環境も似ていることから、カメとカエルを一緒に飼いたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
実際に同じ水槽に入れてみた人もいるようですが、本当のところどうなのでしょうか?
少し調べてみました。
カメとカエル
カメは水の中で生活する種類と、陸で生活する種類がいます。
またカエルにも水の中で生活する種類、半水生の種類、そして樹上生活をする種類がいます。
今回は水生のカメとカエルの混泳について考えていきたいと思います。
カメの食事
水生カメは雑食性で何でも食べますが、飼育下でのエサは牛肉、淡水性の貝や甲殻類、イトミミズ、魚の切り身、人工飼料が用いられます。
野生の個体は植物の葉や花、果実、水草や藻類、魚、カエルやオタマジャクシ、昆虫や貝類、さらにはヘビや鳥まで食べるものもいます。
成長過程によって肉食寄りになったり植物寄りになったりするようですよ。
カエルの食事
オタマジャクシのうちは雑食性ですが、成長してカエルになると肉食性となります。
動かない物には興味を示しませんが、動いている物は何でもエサだと思って飛び掛かります。
野生の個体は昆虫や魚などを食べて生きています。
飼育環境
水生のカメは水場だけではなく、日光浴をするための陸も必要になります。
日光浴をすることで、甲羅についた寄生虫を落としたり病気を予防し、体温調節も行います。
カメにとって日光浴はとても大切な行動で、甲羅干しとよばれます。
一方、樹上性のカエルは水浴びが出来る位の水入れがあればよいですが、半水生のカエルは陸と水場の両方、水生のカエルは水場だけで飼育します。
混泳可能かどうか
すでにお気づきになったことでしょうが、混泳はできないと考えておいた方が良いでしょう。
カメとカエルは完全に住み分けをする事が難しいです。
またカメはカエルやオタマジャクシを食べるので、一緒にするとカエルがカメに食べられてしまいます。
一方で、ウシガエルなど大型のカエルは、口に入るサイズのカメなら丸のみしてしまいます。
まとめ
カメとカエルは混泳できませんが、どちらも飼いたい方は飼育ケースを複数準備し、カメもカエルもストレスのない環境で飼育してあげてくださいね。
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