雨とカエルはつきものですが、ヒキガエルとカエルって同じ種類ではないのでしょうか?
雨が降りだすようになると、グワグワグワと泣き出すのがカエル(アマガエル)です。
では、ヒキガエルにはいったいどんな特徴が見られるのでしょうか?
ヒキガエルとカエルの特徴の違い!どんなところを見れば分かるの?
ヒキガエルとカエルは、別の種類で特徴にも違いがあります。
今回は、それぞれどんな違いがあるのかをテーマにして、紹介していきたいと思います。
見た目の違い!
まず、特徴的なのは体の色です。
ヒキガエルの体色は、黄土色、赤褐色、こげ茶色などをしており、白や黒、褐色の帯状のラインが入る個体もいます。
とりわけ体の側面や背中に赤い模様が入る個体が多いことで知られています。
一方、カエルは、背中は黄緑色、腹側は白色をしていますが、背中側はグレーのまだらに近い色に変えることもできます。
次に、体の大きさです。
ヒキガエルは7㎝~18㎝ほどの体長をしていますが、幼体の頃は1㎝にも満たない体つきです。
しかも、体の表面はニキビができたようにボコボコとしています。
カエルは体長2㎝~4㎝くらいで、メスの方がオスよりも大きな体格をしており、指先に可愛らしい丸い吸盤を備えています。
生活環境の違い!
ヒキガエルが暮らしているのは、低地の森林やその周りの草むらの中です。
意外かもしれませんが、いつも水の中をねぐらとしているわけではありません。
田畑、公園、人家などはもちろん、都市化の進行にも適応できる能力を備えているため都心などでも生息が確認されています。
ニホンアマガエルは、水辺の近くではなく、水辺の植物の上や森林など、樹上性で暮らしています。
こちらも都市で目にすることはありますが、都市部ではヒキガエルの方が優勢と言えます。
活動する時期は春から秋にかけて、冬は温度変化の少ない地中で冬眠しています。
まとめ
水辺をねぐらにしているイメージがありますが、ヒキガエルとカエルともに陸上で生活をしています。
体の大きさがヒキガエルの方が大きく、褐色で皮膚にいろんな模様が入ります。
これに対し、カエルは体長3㎝前後と小さく、暮らしている環境で体色は変化しますが、緑色のものが多いです。
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