どちらのカエルも私たちが日常の生活を行う中で目にすることのある生き物です。
見た目の違いはすぐに分かりますが、成長過程などについては調べてみないと分かりません。
そこで今回は、ヒキガエルとカエルの繁殖期をテーマにして話していきたいと思います。
ヒキガエルとカエルの繁殖期はいつなの?どれくらいで大人になるの?
繁殖期は生き物にとって、とても大切な時期で、自分の遺伝子を後世に残すチャンスです。
同じカエルという枠に分類されていますが、繁殖の時期にも何か違いがあるのではないでしょうか?
ヒキガエルとカエルの繁殖期の特徴の違いについて調べていきます。
ヒキガエルのオタマジャクシを見る時期は?成育期間は?
繁殖時期は地域差が見られ、南の方に行けば行くほど、その期間が長くなることが分かっています。
屋久島では最も早く9月に産卵をしますが、他の地域では一般的に冬の時期に産卵することが多く見られます。
産卵の方法も独特で多くの個体が集まって、数日から7日間という短い間に産卵を行います。
ヒキガエルは子どもの時期が短く、仔ガエルに変態した際の体長は5㎜~8㎜しかありません。
これは水がなくても繁殖できるように進化したと考えられています。
3ヶ月という短い間に体長が3倍になり、オスは2年で、メスは3年で大人の身体へと変わっていくそうです。
カエルのオタマジャクシを見る時期は?成育期間は?
カエルの繁殖期は、5月〜7月と梅雨入りを待っていたかのようなタイミングです。
メスは水の中を泳ぎながら産卵しますので、卵は水中にばら撒かれます。
1度の産卵で200個~1,000個の卵を、メスは数度にわたって産み落とします。
卵の大きさは1.2㎜ととても小さいですから、水中に産み落とされた卵を見つけるのは難しいです。
やがて卵は水の中で細胞分裂を繰り返し、2日~3日ほどで卵から孵ります。
オタマジャクシの期間は1ヶ月~2ヶ月と短く、さらに2年もすれば性的に成熟します。
まとめ
ヒキガエルの繁殖期は地域差がありますが、一般的には冬の時期に産卵を行います。
一方、カエルは梅雨入り前の3ヶ月くらいが繁殖のシーズンです。
どちらのカエルも卵生ですが、産卵方法はまるで異なり、種によって戦略が異なるのだと感じさせられました。
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