日本にいるカエルには毒があるのか?

あまりそのようなことは聞いたことがないと思います。

従って、カエルの毒性について危機意識はないに等しいように思えるのですが、なんと身近にいるカエルの中では、ヒキガエルが毒を持つカエルとして知られているようです。

ヒキガエルは、ガマガエルとも呼ばれることがあるようですが、日本では大変親しみがあるカエルだと思います。

ヒキガエル 飼育 床材

大人しそうなヒキガエルだが強い毒成分を持つ

親しみはあるのですが、ヒキガエルの毒というのは、大変強い毒性のあるものということなので、今回は、そのヒキガエルの毒性、成分についてご紹介したいと思います。

ヒキガエルは動きが鈍いカエルですし、頻繁に跳ねることもないようです

夜行性両生類で、コオロギなどの昆虫を食べているそうです

長い舌を伸ばして獲物などを捕食するのだそうですが、大人しそうで人には害を与えないような外見にもかかわらず、実際は、強力な毒をもっているとのことですので、ヒキガエルにはあまり近寄らない方が安全でしょう。

ヒキガエルの毒成分は自分の身を守るため

ヒキガエルの毒成分については、あまり知られていないのではと思うのですが、特徴的なのはヒキガエルの後頭部の耳腺からは、かなり強力な毒液が分泌されるということです。

耳腺から出る毒成分のみならず、皮膚や背中のイボからも白色の有毒成分を分泌するそうですので、かなり危険といえば危険でしょう。

この毒については、外敵、寄生虫、細菌などから自分の身を守るために使われるそうで、ヒキガエルはこの毒成分のおかげで、怖いものなしと言えるのではないでしょうか?

毒の成分ですが、ブフォトキシンと言った強心ステロイドの要素が強く、心臓機能の亢進作用が顕著ということです。

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人間はヒキガエルの毒成分の被害には合いにくい

ヒキガエルの毒成分は、神経系、またはステロイド系の毒素ということで、皮膚についた場合、炎症などを起こすとのことです。

従って、触らない方が安全ですが、万が一、口から毒成分が入ってしまった場合、神経や循環器の障害が起こり、嘔吐や下痢、心臓発作と言った症状を引き起こすそうですので、そのような時は、すぐに医者に診てもらうようにしてくだい

そのまま放っておいて、何も処置をしないということは、くれぐれも避けてください。

人間はヒキガエルの毒による被害に遭うことはほとんどないようですが、ペットで犬など飼っている方は、ヒキガエルにちょっかいを出した愛犬が、毒にやられるというケースがたまにあるようですので、飼い主の方は、ペットをヒキガエルに近づけないよう注意しましょう。

まとめ

犬の散歩中などに、ヒキガエルに遭遇した時は、決して近づかないことです。

また、ヒキガエルに誤って接触した場合、触ってしまった場合、必ず手を洗うことが必須ですので、必ず守ってください。

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