今年の秋まで住んでいた所には、近所に貯水池がありました。
梅雨から夏の盛りにかけて、雨の日の夜は、わんさかとカエルが道路に飛び出してきたものです。
夜行性のカエルですが、昼間に見かけることも多々あります。
犬の散歩中に、カエルに遭遇することも。
犬は動くものが大好きです。
カエルが目の前に飛び出してきて、犬がカエルに飛びかかろうとしたことがありました。
寸での所を制し事なきを得たのですが、もしもカエルを食べてしまっていたら?
どうなっていたのでしょう?
犬がカエルを食すと寄生虫にかかるリスクがある!
もし愛犬や愛猫がカエルを食べてしまっても、そのカエルが毒性や寄生虫を持っていなければ、通常に胃の中でカエルは消化がされ問題はありません。
ですが、毒を持っているカエルや、寄生虫を宿しているカエルの場合、大きな危険があります。
毒を持つカエルは種類を特定することで分かりますが、寄生虫の有無は見た目では判断ができません。
なので、もしもの時に備え、カエルから感染する寄生虫のリスクについて知っておきましょう。
カエルからの寄生虫で主なものは「マンソン劣頭条虫」と呼ばれるものです。
この寄生虫はきしめんのような細長い外見をしていて、体長はなんと長くて1m以上にもなる個体もあります。
いわゆる「サナダ虫」です。
マンソン劣頭条虫がたくさん寄生すると、お腹を壊し下痢をおこします。
そして大きく寄生虫が成長を遂げると、便と一緒に体外へと出てくることがあります。
犬猫の便から、動く白い紐のようなものが……発見した時のことを考えると冷や汗が滲み、卒倒する思いがしますね。
また寄生虫を宿すとアレルギー体質になりやすくなるとも言われています。
まとめ
カエルを食してしまったことによって、かかるリスクがある寄生虫のお話をさせて頂きました。
寄生虫がお腹の中にいると思うだけで心苦しいのに、下痢やアレルギー体質になってしまう危険もあるなんて、かわいいカエルのキャラクターも多い中、カエルの誤食は笑い話では済みません。生きているカエルは勿論、亡くなったカエルを食べてしまっても寄生虫の危険はあるので、もしカエルを食べてしまうことがあったら、迷わずに動物病院を受診しましょう。一番は拾い食いをしないよう、しつけることが大事です。
今のあなたにおすすめの記事