夏が終わり秋がきて寒さを感じるようになる頃。そろそろベランダの片づけをしなくては、とふと視線をやると・・・おや?
プランターの側や受け皿に雨水でできた小さな小池にカエルを見つけることはありませんか?
それは夏場の家庭菜園のあとだったり、はたまたまだ花の咲く植木鉢の側であったり。
どこかに行ってほしいとは思いながらも、妙に居心地よさそうに鎮座されるとなんだか愛着もわいてしまって、そのまま何日も同居してしまったり。ところでそんなカエル達。
どうして我が家のベランダにいるのだろう?
と不思議に思ったことはありませんか。
そんなベランダに住まうカエルの謎を解明しましょう。
ベランダは冬眠にはもってこいの場所
カエルは水辺でゲコゲコ鳴いているイメージが強いのですが、私達が普段生活している中でよく目にする種類のカエル達、アマガエルやヒキガエルは実は水辺でも生活はしているのですが、基本的には餌や寝床に困らないよう自然の豊かな雑木林や水辺の周辺のひらけた土地などで暮らしています。
カエル達は冬がきて寒くなる前にたくさんの餌を食べて栄養を蓄えてから冬眠を迎えなければなりません。
実は我々の身近にあるベランダのプランターはカエルにとってはとても住み心地のいい場所なのです。
家の灯りに集まってくる虫を簡単に、しかもたくさん捕まえて食べることができますし、あまり動かされることないプランターの影は居座るのには絶好の別荘と言えます。
そこで冬の間、春にむけてしっかりと冬眠します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。カエル達にとって冬眠は、しっかり栄養を蓄えて、きたる春を迎えるための大切な準備期間と言えます。そのための元気を蓄えるため、人間の生活している環境のベランダはゆっくり休め、またご飯に困ることのない最適な別荘と言えます。そうして元気をいっぱいに蓄えて春から初夏にかけて恋のハーモニーの大合唱を奏でるのです。
ベランダの片づけだけでも億劫なのにプランターに居座るカエル・・・と憂鬱になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここはひとつ少しだけ視点を変えてみて、我が家をカエルの別荘にしてみませんか?
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