カエルは外敵に見つかると、ひとたびそのジャンプ力で遠くまで逃げようとします。
この行動は自らの身を外敵から守るための防衛本能であり、ジャンプでかなりの距離を移動することが可能です。
また距離だけでなく、跳ぶ高さも注目すべき点です。
田んぼや水辺に訪れて、きづいたらわずか数センチのカエルが膝の辺りにくっついていた・・・という経験はないでしょうか。
カエルのジャンプ力!パワーと高さの秘密
先に述べたように、カエルのジャンプは、自分を襲ってきたり食べたりするかも知れない鳥やヘビなどの外敵から逃れるため持って生まれた能力です。
厳しい自然界では、外敵から逃れ、餌を食べ、子孫を残すことが重要な仕事になってきます。
カエルのような小さな生き物はこのライフワークを命がけで成功させなければなりません。
そのためにはなにが必要か。
自分の身を守るための術なのです。
カエルのジャンプ力にはカエルの種類の差が大きく影響してきます。
どのくらいジャンプするのかは個体差もあるので一概には言えませんが、ジャンプするための後ろ脚の発達しているカエルの方が高く、また距離もたくさん跳ぶことができるようです。
またほかにもカエルには周囲の景色に溶け込んだり落ち葉や土の色に擬態し隠れることが得意なカエル。
危険を察知すると体から敵の嫌いなニオイを出したり、毒を分泌することができるカエルがいます。
これら別の能力を持っているカエルよりは、主に脚の力でジャンプし逃げることが得意なカエルのほうが、たくさんの高さをジャンプすることができます。
まとめ
我々人間も生きていく中で、得意なことや苦手なことがあります。さまざまなことを経験する中で成長し自分を磨き、生きていく術を身につけていくのです。それは人間だけでなく、カエルも変わらないのです。カエルのような身近な小さな生き物でも、日々自分の身を守り、餌を食べ生き続けなければなりません。この当たり前のことを続けていくために身についている能力が、擬態や毒を出すこと、そして高くそして遠くへジャンプし、外敵から逃れ生き続けることが当たり前であり、大切なことなのです。
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