アマガエルは雨の日に鳴くから「アマガエル」という名前が付いたと言われるほど、雨が降るとよく鳴くカエルですよね。
この、雨の日に鳴くのには、何か理由があるのでしょうか？
ここではアマガエルが鳴く理由についてご紹介します。
アマガエルが雨の日に鳴くのには理由があるの？
基本的に、カエルが鳴くのは求愛のためになります。
ですが、晴れているときは昼間にカエルの鳴き声を聞くことは少ないですよね。
雨が降っているときや、雨が降りそうな時に一斉に鳴いている声をよく聞きますよね。
雨の日にアマガエルが鳴くのには理由があるようです。
アマガエルは皮膚から水分を吸収しているそうで、晴れている日は体が萎れて元気がなくなってしまうそうです。
雨が降って湿度が上がると、水分補給ができ、元気になるのです。
また、アマガエルは皮膚呼吸も行っており、雨が降ることで空気中の水分だけでなく、水に溶けている酸素も取り込むことができ、呼吸しやすくなるそうですよ。
このため、雨が降ると呼吸もしやすくなり、活発に行動ができるようになるので、よく鳴くようになるようです。
まだ雨が降っていなくても、雨が降りそうになると一斉に鳴きだすこともありますよね。
これは、気圧が下がって湿度が上がるためではないかと言われているそうです。
カエルが鳴きだしてから３０時間以内に雨が降り始めた割合が、５０～７０％だった、というデータもあったそうですよ。
アマガエルが夜に鳴く理由は？
アマガエルが夜に鳴いているのはメスへの求愛のためです。
昼間の方がメスを見つけやすいような気がしますが、その分天敵であるカラスやカモにも見つかりやすくなってしまうのです。
天敵に狙われにくいように、夜に鳴き声を出し、求愛行動を行うようですよ。
また、アマガエルが一斉に鳴きだすのは、一体で鳴くよりも、一斉に鳴いた方がカエルがどこにいるのか分からなくなり、天敵に見つかりにくいから、という理由があるそうです。
まとめ
いかがでしたか？
ここではアマガエルの鳴く理由についてご紹介しました。
アマガエルが雨の日に鳴くのにも、夜鳴くのにもそれぞれ理由があるのですね。
大合唱は少しうるさく感じるかもしれませんが、カエルが天敵から身を守るためだと思い、多めに見てあげるようにしてくださいね。
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