ウニとカエルって発生面において共通点があるようです。
どんな共通点があるのでしょうか?
興味深いですね。調べて見ましょう。
ウニとカエル
胚
多細胞生物の個体発生におけるごく初期の段階の個体を言います。
古典的な動物発生学では、ウニやカエルが実験材料として使われていました。
それではどこに共通点があるかまとめましょう。
未受精卵:ウニ…等黄卵、カエル…端黄卵
受精卵:ウニ…受精膜が顕著、カエル…受精膜はあまり顕著ではありません。
2細胞期:ウニ、カエル…第一分裂は経割で同じです。
4細胞期:ウニ、カエル…第二分裂も経割で同じです。
8細胞期:ウニ、カエル…第二分裂は緯割だが、ウニでは赤道付近で割れるのに対し、カエルでは動物極よりに割れる
16細胞期:
ウニ…植物半球は緯割を、動物半球は経割を行い、大割球、中割球、小割球の三種類の割球が生じる
カエル…植物極側には8つの大割球、動物極側には8つの小割球が生じる
胞胚:
ウニ…一層の細胞から成る胚の中央に胞胚腔がある。各細胞の大きさは均一。
カエル…動物極よりに偏って胞胚腔がある。植物極よりの細胞の方が大きい。
原腸胚:
ウニ…植物極から原腸が陥入する。間充織細胞が胞胚腔内へこぼれ落ちてきて、中胚葉を形成する。
カエル…植物極と動物極の間の位地から原腸が陥入する。原腸陥入と同時に中胚葉となる細胞も形成されます。
原腸胚の後:
ウニ…三角錘型のプリズム幼生になります。
カエル…神経板を形成し始めて、神経胚になります。
これ以降は比較できない位、胚の形態が異なっていきます。
つまり共通点は
共通点①:受精卵→(縦分裂)2細胞期→(縦分裂)4細胞期→(横分裂)8細胞期
共通点②:桑実胚期→胞胚期→原腸胚期
以上の様になります。
まとめ
ウニとカエルの発生の共通点のメカニズムについて以上のようにまとめることが出来ました。
詳しくは生物の教科書を開いてみるといいですね。
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