カエルは産卵時期のみ水田に現れます。
水中で生活しているイメージですが、実は水田以外の陸地で生活をしている割合が長いのです。
冬になると多くの生き物が活動を控えるようになりますが、カエルも同様で、冬眠します。
カエルの冬眠はいったいどんな場所で、どんな時期に行っているのでしょうか。
カエルの冬眠時期
変温動物である爬虫類や両生類や昆虫などの生き物はすべて寒い時期に冬眠します。
カエルの場合、気温が10℃以下になると活動するのが難しいので動かなくなることがほとんどです。
種類や生息地域で若干づれもありますが、基本的には気温が10℃以下になった場合冬眠すると考えたほうが良いです。
11月~暖かくなる3月や4月までの大体4ヵ月程度が冬眠時期にあたります。
珍しいカエルの種類になると、寒い時期に渓流などで繁殖活動を行うカエルもいるようです。
カエルの冬眠場所
多くのカエルは泥や土の中で冬眠します。
それほど深い所には潜らずに、浅い所がほとんどです。
または、石をひっくり返すとそこにいたり、落ち葉の下にいたりするカエルもいるようです。
種類によっては水の底で冬眠するカエルも存在します。
冬眠する時には基本的に、山や森などの木や草が生い茂る所を好むようです。
自宅で飼育しているカエルの冬眠
オタマジャクシのうちに田んぼなどから自宅に持ち帰り、カエルを育てているというかたも少なくはないはずです。
自宅での飼育下でのカエルの冬眠は基本的にはかなり難しいと言われています。
理由としては、土の温度管理と水分の調整がかなり難しいからです。
温度があまりにも低すぎると半覚醒状態が続いてしまい餓死してしまう危険があります。
また水分調整がとても難しく、水分が多すぎると凍結してしまうし、少なすぎても死に至るのです。
カエルは冬眠しなくても春を迎えることは十分にできますので、無理に冬眠させるよりは、ケースの中を20℃~27℃で保ってあげるほうが良いでしょう。
まとめ
自然で生きているカエルはいろんな知恵を使って冬眠していることがわかりました。自宅で飼育しているカエルは無理に冬眠させず、常に暖かく過ごせる環境を提供してあげることが大切ですね。
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