なぜ、雨の時になるとアマガエルは一斉に鳴きだすのでしょうか?
そもそも鳴くことにはそれぞれシチュエーションにより異なる部分がありますので、今回はそんなアマガエルが鳴き出す理由を中心に記事を書いていきたいと思います。
アマガエルが鳴くとき
アマガエルが鳴くときは、のどからほほにかけて存在している、鳴のうと呼ばれる皮膚の袋を使います。
この鳴のうを大きく膨らませることで大きな音を出して鳴く事が出来ます。
また、アマガエルの目の後ろの部分をよく観察してみると、大きな鼓膜があります。
メスやオスなどはこの発達した鼓膜を頼りに仲間の居場所を探り当てます。
また、鳴き声の種類によって、メスはオスなのかどうか判別しているそうです。
このように、鳴くことは自分の居場所を知らせる、もしくは仲間に知ってもらうといった際にはとても役立ちます。
また、求愛や探索以外にも、敵を大きな音で威嚇して、その隙に逃げるといったことをすることもあります。
自分の身を守る防衛手段でもあるわけですね。
その他にも仲間に危険を知らせる手段でもありますが、急に襲われたりした時もびっくりして鳴き声を上げる時もあります。
雨の時になく理由
アマガエルは雨が降り出す前などに一斉に鳴き出すことがあります。
雨が分かる理由としては皮膚の感覚が優れているので、気圧の変化が読み取れるからだと考えられています。
雨の時に鳴くのは大抵オスで、メスを誘惑している求愛の鳴き声です。
アマガエルの卵とオタマジャクシは水の中で育つので雨は繁殖にとても適した状態であると言えるでしょう。
メスたちは雨の中、オスの声を聞き分けて居場所を探すのです。
オスが雨を察知して鳴くのは、メスのことが待ちきれないからであると考えられます。
まとめ
蛙が大合唱するのはなぜなのか、子供のころから疑問に思っている方もいると思います。
彼らも子孫を残すため、厳しい生存競争を勝ち抜き、パートナーを確保しなければなしません。
雨の時の大きな鳴き声は素敵なメスに逢うためのオスの求愛の歌だと思うと、すこしロマンチックに聞こえるかもしれませんね。
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