「カエルの子はカエル」ということわざがあります。
しかし、カエルの子はおたまじゃしなのは明らかです。
このことわざの意味は、おたまじゃくしを見て、とてもカエルになるとは思えない程、見た目が違っても、結局大人になると同じだという意味だそうです。
水が苦手な親カエルと違って、水の中を自由に泳ぎまくり、水の中でしか生きられないおたまじゃくし。
両性類の不思議さがことわざにも表れたのかも知れませんね。
アマガエルは夜行性で、夜になるとオスは必死にメスを誘って鳴きます。
これがカエルの合唱の正体なのです。
カエルが鳴くと雨が降る、とよく言われる訳は、水溜りが出来易い雨の時期は、アマガエルが繁殖し易いので合唱が始まるということなのです。
そして、メスはオスの声を聴き居場所に辿り着きます。
そしてオスと出合ったメスは、まるでデートをしているみたいに二人で広い範囲を泳ぎ回ります。
そして、卵を生み出すこととなります。
その数は子沢山にも程があるのですが・・。詳しくご紹介いたします。
アマガエルの卵ですかね?
さすがに卵があって
この大きさのオタマジャクシはシュレでしょ pic.twitter.com/58TyAPxubs— 三ヶ瀬@地域屋 (@MogamiMikanose) 2017年5月28日
アマガエルの卵が孵化する時期っていつ頃なの?
アマガエルは春に、冬眠から覚めてすぐ田んぼや、湿地などに集まり出します。
やがてメスが産卵すると、1~2週間で卵が孵化し、おたまじゃくしが出て来ます。
卵は水温が22℃~27℃位になると孵化し始めるので、孵化する時期は春から夏の時期という事になります。
アマガエルの孵化する卵の数
アマガエルは一度の産卵で500~1000個程産み出します。
回数は数回から数十回に及び、一度卵を産み終えても、50~60日後にまた産卵をするようになります。
卵の大きさは直径で約1.5mmほどです。
飼育下で産卵させると世話が不可能になってしまいます。
それでも孵化したカエルを育てきれなくなってしまった場合は、野外に放つと感染症の蔓延に繋がる恐れがあるので、地方自治体や、関係施設に引き取ってもらう事をおすすめします。
まとめ
アマガエルは冬の冬眠から覚めると直ぐに産卵の準備に入ります。
アマガエルは数多くの卵を産み落とします。
しかし、その多くの卵やおたまじゃくしは、他の生き物に捕食されてしまうケースが多いようです。
その中で生き抜いたおたまじゃくしが、カエルに成長し、産卵を始めるのは生まれてから二年後になります。
成長して自分が親となって子孫を残す確率が低い魚類や両生類は、卵の数を沢山産む傾向にあります。
子孫を残す事は、生物の最大の目的なのです。
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