「カエルの子はカエル」ということわざがあります。

しかし、カエルの子はおたまじゃしなのは明らかです。

このことわざの意味は、おたまじゃくしを見て、とてもカエルになるとは思えない程、見た目が違っても、結局大人になると同じだという意味だそうです。

水が苦手な親カエルと違って、水の中を自由に泳ぎまくり、水の中でしか生きられないおたまじゃくし。

両性類の不思議さがことわざにも表れたのかも知れませんね。

アマガエルは夜行性で、夜になるとオスは必死にメスを誘って鳴きます

これがカエルの合唱の正体なのです。

カエルが鳴くと雨が降る、とよく言われる訳は、水溜りが出来易い雨の時期は、アマガエルが繁殖し易いので合唱が始まるということなのです。

そして、メスはオスの声を聴き居場所に辿り着きます。

そしてオスと出合ったメスは、まるでデートをしているみたいに二人で広い範囲を泳ぎ回ります。

そして、卵を生み出すこととなります。

その数は子沢山にも程があるのですが・・。詳しくご紹介いたします。

アマガエルの卵が孵化する時期っていつ頃なの?

アマガエルは春に、冬眠から覚めてすぐ田んぼや、湿地などに集まり出します。

やがてメスが産卵すると、1~2週間で卵が孵化し、おたまじゃくしが出て来ます。

卵は水温が22℃~27℃位になると孵化し始めるので、孵化する時期は春から夏の時期という事になります

アマガエルの孵化する卵の数

アマガエルは一度の産卵で500~1000個程産み出します

回数は数回から数十回に及び、一度卵を産み終えても、50~60日後にまた産卵をするようになります。

卵の大きさは直径で約1.5mmほどです。

飼育下で産卵させると世話が不可能になってしまいます。

それでも孵化したカエルを育てきれなくなってしまった場合は、野外に放つと感染症の蔓延に繋がる恐れがあるので、地方自治体や、関係施設に引き取ってもらう事をおすすめします

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まとめ

アマガエルは冬の冬眠から覚めると直ぐに産卵の準備に入ります。

アマガエルは数多くの卵を産み落とします。

しかし、その多くの卵やおたまじゃくしは、他の生き物に捕食されてしまうケースが多いようです。

その中で生き抜いたおたまじゃくしが、カエルに成長し、産卵を始めるのは生まれてから二年後になります。

成長して自分が親となって子孫を残す確率が低い魚類や両生類は、卵の数を沢山産む傾向にあります。

子孫を残す事は、生物の最大の目的なのです。

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