アマガエルは長いもので10年以上生きることが確認されています。
アマガエルは変温動物という生き物なので、寒くなると代謝が落ち、活動できなくなるので冬眠します。
今回はそんなアマガエルの冬眠について調べていきたいと思います。
冬眠の場所と期間
アマガエルは寒い時に飼育ケージなどを外に出すとわかるように端っこでじーっとあまり動かずに過ごします。
これは餌の取れない厳冬期をカロリーを使わずに過ごすため、極力代謝をあげないようにしているのです。
ケージの中で冬眠させたい場合、日中日が当たり、気温が上がるところは避けましょう。
体温が上がって、餌が取れないのにカロリーを消費してしまうので、飢えてしまうこともあります。
なので飼育ケージは日の当たらない湿度が比較的あるところにしましょう。
期間は11月~3月にかけてで、アマガエルではありませんがはやいもので、1月には行動し、卵を産む種類もいるそうです。
冬の時期に冬眠させないで暖房をつけて活性化させて過ごさせるという方法もありますが、寿命も少し短くなるとのことなので、行う際は十分に検討してから行いましょう。
色と目覚め
アマガエルは環境に応じて自分の体色を変えることができる生き物です。
捕まえたときは緑色だったけど冬眠が終わって目覚めたら茶色くなっていたということもあると思いますが、周囲の色に似ている場合であれば心配はいりません。
体色が変化するのは皮膚の構造によるもので、オタマジャクシの時から成体になる時に使われた機能と同じものです。
周囲が反射する光の波長を読み取り、アマガエルの皮膚も同じ波長を反射するよう調節します。
中には木の模様などまで似せるようなものも存在し、その機能の優秀さを目の当たりにすることも飼育していればあるかもしれません。
まとめ
冬眠したり、色が変化したりというのは敵や変化の激しい厳しい自然の中で生き抜いてきた知恵なのかもしれません。
生き物の一つ一つの行動には複雑なメカニズムが仕組まれているので、解析するのも知的好奇心が刺激されます。
アマガエルの飼育は発見と驚きに満ちていると言えるでしょう。
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