音符にも例えられるカエルの幼生、おたまじゃくし。
なんとも可愛らしい姿をしていますよね。
私が通っていた小学校では、クラスでめだかではなく、カエルを飼っていました。
おたまじゃくしからカエルの姿へと変貌と遂げていく様を、日々見ていたものです。
記憶もおぼろげな光景ですが、おたまじゃくしの時にはあった尻尾が、カエルに成長するとなくなっていたことを覚えています。
ゆらゆらと水中で揺れていた尻尾。
カエルのお尻はつるんとしていて、おたまじゃくしの尻尾の面影もありません。
徐々に生えてくる手足も不思議でしたが、やはり気になるのは尻尾の行方です。
あの可愛い尻尾は、一体どこにいってしまったのでしょう?
おたまじゃくしの尻尾は、カエルになるための栄養になっていた
調べてみた結果、おたまじゃくしの尻尾は、トカゲの尻尾ように切れてしまうわけではありませんでした。
そういえば、ある日を境に急におたまじゃくしから尻尾がなくなったのではなく、少しずつ尻尾が短くなっていき、最終的になくなっていたように記憶しています。
そう、おたまじゃくしの尻尾は徐々に体の中に吸収されていき、最後には跡形もなく、なくなってしまうのです。
何故でしょうか? 生き物の不思議、神秘がそこにありました。
おたまじゃくしの尻尾は、カエルに成長する過程の養分、栄養として体の中に取り込まれ吸収されるのです。
尻尾がまだ残っている状態のおたまじゃくしと、尻尾がなくなったおたまじゃくしを見比べると、尻尾がない方が手足の作りもしっかりしているように思います。
あの音符型の姿から、立派なカエルの姿に成長するには、不要になった尻尾も栄養として必要なのですね。
正に生命の神秘です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
皆さまの中にも、おたまじゃくしの尻尾はどうなったのだろう?と、謎を謎のままにしていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これを機に、おたまじゃくしを飼い、カエルに成長するまでの姿を観察してみるのもいいかもしれません。
そして、「おたまじゃくしの尻尾はどこにいったの?」と、将来もしも子供に聞かれても、困ることなく答えることが出来ますね。
「おたまじゃくしの尻尾は、カエルになるための栄養になったんだよ」と。
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