カエルも背骨のある動物「脊柱動物」でヒトと同じですが、水中を泳いだりジャンプしたりする生活の仕方から、少しずつヒトとは違う点があります。

カエルの骨の名称、また骨の総数などについて、ヒトとの違いを交えながらお話ししていきます。

カエルの骨の名称

カエルの骨の名称は大きく17つの重要な部位があります。

1.頭蓋骨 2.頸椎 3.脊柱 4.仙椎 5.尾端骨 6.肩甲骨 7.上腕骨 8.橈尺骨

9.腕骨 10.掌骨 11.指骨 12.腸骨 13.大腿骨 14.脛腓骨 15.付骨 16.蹠骨

17.趾骨

主にこの17つで構成されていています。

カエル 骨 総数 名称

カエルとヒトの骨の総数の違い

カエルもヒト同じ背骨のある動物ですが、明らかに総数は違います。

違いが分かる部分をピックアップしてみました。

・脊椎・・明らかに違うのは脊椎です。

ヒトの脊椎は頸椎が7、胸椎が12、腰椎が5、仙椎が5、尾椎が4の計33個から成り立っているのに対し、カエルの脊椎は10個の椎骨から成り立っています。明らかに脊椎の骨の数が違うのです。

・肋骨・・ヒトは肋骨がありますが、カエルは肋骨が退化してしまいありません。

尚且つ、横隔膜もないので胸部と腹部の区別が無いのです。

・指の骨・・ヒトは手の指が全部で10本、足に全部で10本持っていますが、カエルの場合は前足の指が4本の計8本、後ろ足の指が5本の計10本になります。

ヒトの手に当たる部分の指が4本しかないのです。

例外として奄美大島に住むオットンガエルという種類のカエルには指が5本あるようですが、一般的には4本です。

そしてカエルの場合はジャンプしたり、水を蹴ったりするので後ろ足全体が大きく進化をしています。

ヒトとの違いは脊椎の数、肋骨の退化、指の骨になります。

明らかにヒトよりカエルの方が骨の総数は少なく、生活スタイルに合わせた進化を遂げている事が分かります。

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まとめ

カエルの解剖を理科の実験で行う事で、ヒトの身体の仕組みを知るような勉強を経験した方もいるかもしれませんが、臓器と骨の仕組みはまたヒトとは別だという事が分かりますね。

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