皆さんはカエルについてどのくらい知っていますか？
学生の頃に授業で解剖をしたことのある方や、飼ったことのある方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、カエルの生態について紹介いたします。
カエルの体温と心拍数
カエルにとって最適な温度は２０～２７度です。
カエルは１０度を下回ると冬眠してしまいますし、暑いのはもっと苦手です。
そのため、春先から初夏にかけてカエルの声を聴くことが多いと思います。
また、最適な湿度は７５～８５％です。
カエルは体が乾くと弱ってしまいますので、ペットとして飼っている場合は、定期的に霧吹きなどを使用し、湿度を高めてあげると良いでしょう。
カエルの心拍数は４５～６０回程度です。
人間の心拍数が男性で６０～７０程度、女性で６５～７５程度なので人間に比べて少ないですね。
カエルはもともと代謝が低く、気温が低下すると、体温まで低下し、心拍数も少なくなります。
カエルは何を食べている？
カエルは何を食べているか知っていますか？
カエルは蚊や小さな虫、蜘蛛など、生きた虫を捕食します。
カエルを飼うことになった場合は、生きた虫を捕まえて与えなければなりません。
コオロギなども好物です。
虫が苦手な方は、飼う前に覚悟をしておきましょう。
カエルの餌はペット専門店や、釣具店などで購入することもできます。
オタマジャクシの頃は、水中の微粒子やプランクトンなどを食べています。
雑食性なので、水槽で飼う場合は、ごはんつぶやゆでたまご、煮干しやパン、かつおぶしなど何でも与えることができます。
オタマジャクシがカエルになっていく過程を観察するのは面白いですよ。
オタマジャクシがカエルになるまで
ところで、オタマジャクシはカエルになるまでにおよそ１～２か月かかります。
カエルが一回に産む卵の数は、千～数千個ですが、オタマジャクシは様々な生き物に狙われやすく、生き延びる確率は高くありません。
カエルになっても、カエルは捕食者からすればとても食べやすい生き物です。
大きなトゲや骨、羽根などもなく、動作があまり機敏でなく飛んで逃げることもできないので、餌として狙われやすいのです。
私たちが普段見かけているカエルは、厳しい食物連鎖の世界を生き抜いた、貴重な一匹なのです。
まとめ
いかがでしたか？
カエルは田んぼに大量にいる存在だと思っていましたが、一匹一匹、厳しい自然の摂理と戦いながら一生懸命生きているということが分かりました。
カエルの生態について少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。
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