カエルの目は極端に両側に大きく飛び出しています。
また、カエルは遠くにピョンと飛ぶことができます。
これらの構造や仕組み、効果について調べてみます。
カエルの目の構造
カエルの目は、両側に張り出す形でついています。
また、よく見ていると目の下の方から薄く透明な膜が持ち上がり目をカバーしています。
この膜のことを瞬膜といいます。
目を軽く閉じる時は、一瞬まぶたが下がり、瞬膜だけが下から上に持ち上がった状態になります。
目をしっかり閉じる時も瞬膜が先に持ち上がり目を閉じます。
かえるは水中を泳ぐとき、瞬膜が閉じた状態になっています。
水中で目が傷つくのを防ぐ役割を果たしています。
また、この張り出した目はほとんど動くことがありません。
視界を広くして動く獲物を見つけ易くしているのです。
カエルは、獲物を捕獲するために舌を伸ばす時も瞬膜を閉じています。
獲物をしっかり捕らえて口の中に運ぶとき目を閉じています。
これは捕らえた獲物をのどの奥に送りこむために目を使用するので目を閉じているのです。
カエルが遠くに飛べる仕組み
カエルは遠くに飛ぶことができます。
アフリカに生息する30㎝にもなるゴライアスカエルは3mほど飛ぶことができます。
カエルは後足の筋肉が発達しているので、折り畳んだ足を延ばすことによって蹴る力が強くなり、体に比較して大変長い距離をピョンと飛ぶことができます。
また、長い距離を飛べるように45度ほどの角度で飛び出しています。
このカエルの跳躍力は、捕食生物から逃避するときに役立っています。
日本にする生息するカエルのジャンプ力の一番大きいのは、アカガエルです。
まとめ
カエルの目が飛び出しているのは、広い視野が獲物を捕らえるのに都合がよいからです。
動かない目は、動く獲物を見えやすくするためです。
瞬膜は目の保護に役立っています。
獲物を捕らえた時は胃袋に獲物を送り込むために目を閉じて押し込んでいます。
また、カエルが体に比較して高く遠くに飛べるのは、筋肉の発達した折りたたんだ後脚を一気に伸ばすことで、強い蹴る力を得ることができるからです。
遠くに飛ぶことで捕食生物から逃げ切るのです。
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