プールによくアマガエルが産卵して卵を産み落とします。
しかし、育ったのはごく僅かなんですが、一体どうしてでしょう?
一番の理由は、天敵である水生昆虫のせいなのです。

天敵は、マツモムシ類、ゲンゴロウ類、タイコウチ類、ミズカマキリ類、トンボの幼虫であるヤゴ類などです。

一方、天敵でない水生昆虫はというと、アメンボ類、カゲロウ類(幼虫)トビケラ類(幼虫)、ユスリカ類(幼虫)、コミズムシ(幼虫)、イトミミズなどです。

アマガエル ツボカビ症

プールには水生昆虫である天敵が多い

普段田んぼにいるアマガエルの天敵になる、蛇、イモリ、カラス、サギなどはプールのそばにはいません。

マツモムシ、ミズカマキリ、ヤゴなどの水生昆虫はかなりいます。

プールでオタマジャクシは育ちにくく、また、育ったとしても短期間しか持たないのは、きっと天敵が影響しているせいだと思います

ミズカマキリは数が多く最も危険な天敵

ミズカマキリですが、5月頃になると、毎日のようにプールの壁付近に数匹いるのを目にします。

プール全体で、かなりのミズカマキリがいると思われます。
見つけたものはその場で捕獲しても、翌日また出没します。

このミズカマキリの犠牲になるオタマジャクシも多いようで、オタマジャクシや亜成体にとっては、怖ろしい天敵となります。

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亜成体には怖ろしい天敵がいっぱい

アマガエルの亜成体にとって、プールの外にいるイタチやアリも大変危険な天敵となります
変態して上陸した亜成体には、そのほか、怖ろしい天敵がいっぱいいます。

アリなど小さくて左程、強力な天敵とはなりそうにないように思えますが、アリもじっとしているアマガエルの亜成体にとっては怖ろしい天敵となります。

まとめ

4月末頃だと、気温も低く、成長の遅いアマガエルは天敵の犠牲になることが多いです。

5月末になると、ヤゴ、ミズカマキリなどが成長期に入り、数も増えますので、その犠牲になることも多いと思います。

5月初めから末にかけて産卵数が多いときに限って、天敵から逃れられた幼生のみが、生き残れるのだと思います。

産み落とされた卵が少ないときは、すべて天敵の犠牲となってしまうのかな?とそんな心配をしてしまいます。

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