カエルは日本に46種類いるといわれています。
身近なアマガエルやトノサマガエルなど、種類によってさまざまな形態をしています。
そのなかでも特に大きなカエルについて調べてみました。
ウシガエル
大きさは115~180mm。
これ以上大きい個体も確認されているようです。
アカガエル科に分類されています。
体色は個体によってさまざまで、緑色の地に茶褐色や暗褐色の模様が入るものが多いです。
比較的、メスの色は緑が薄いようです。
北海道の南部、本州、四国、九州、南西諸島など、幅広く分布しています。
水かきもひときわ大きく、ひとかきで長い距離を進むことができます。
潜水も上手です。
そのため、最も捕獲するのに難しいカエルともいわれています。
ウシガエルは国産ではない?
もともとアメリカ東部で産まれたカエルで、大正時代に日本に輸入されてきました。
食用であったため、「食用がえる」という名で呼ばれることも多いです。
ちなみに「ウシガエル」という名前は牛の声に似た鳴き声からきています。
大きくて不気味な声のため、人間から迷惑がられることもあるようです。
ヒキガエル
世界に約40属600種が確認されているヒキガエル科のカエルも、比較的大きなカエルです。
脚が太く、貫禄のある姿をしています。
日本では、ニホンヒキガエル、アズマヒキガエル、ナガレヒキガエル、ミヤコヒキガエル、オオヒキガエルの4種1亜種が確認されています。
ニホンヒキガエルやアズマヒキガエルは最も日本になじんでいるカエルで、「ガマ」などと呼ばれます。
ニホンヒキガエルの体長は80~176mm。
これ以上大きな個体は九州南部など、暖かい地方に生息しており、特に屋久島産のものが大きいです。
オオヒキガエルは世界最大のヒキガエルといわれ、体長が100~240mmあります。
日本産ではなく、害虫駆除用に輸入されてきたカエルで、原産地は北アメリカ南部~南アメリカ北部です。メスの個体が特に大きくなるようです。
まとめ
海外から来たものは、やはり体が大きい傾向にあるようですね。貫禄のある姿からは、頼りがいのある上司や先生のような雰囲気を感じます。ちなみに、江戸時代にヒキガエルの分泌物が「ガマの油」と称した傷薬として売られていたようですが、本当にヒキガエルの油を使用していたかについては、はっきりしたことは分かっていないようです。
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