カエルは田んぼの近くや水辺でケロケロと賑やかに鳴いている印象が強いのではないのでしょうか。

特にアマガエルなどは、キュートな容姿や色と相まって「このカエルが家で鳴いていたらかわいいかも・・・」と捕まえて、飼育用の虫カゴやケージの入れて家に連れ帰ったことはありませんか?

ところが家に持ち帰ったのはいいものの、待てど暮らせどまったく鳴かなかった! なんて不思議なことがおきたことはありませんか? 鳴かないカエルを捕まえちゃったのかも。

それともまだほんの子供のカエルで鳴かないのかな?

いえいえ違うんです。

カエルが鳴かないのにはちゃんとしたわけがあるのです。

カエル 飼育 鳴かない

カエルが飼育下で鳴かないワケ

カエルは鳴くための鳴嚢(めいのう)という器官を持っています。

私達が普段よく目にするヒキガエルアマガエルはこの器官を有していますが、生まれつきこの器官を持っていないため、鳴かない、あるいはほんの小さくしか鳴かないカエルがいます。

しかしこれらの種類は普段あまり接する機会もないので、

今回は身近に存在するアマガエルやヒキガエルを捕まえたと想定したいと思います。

そもそもカエルはなぜ鳴くのか。

実は、先ほど述べた鳴嚢という器官は雄しかありません。

そして雄のカエルが、恋の季節になると、かわいいガールフレンドを求めてユニークな声で鳴くのです。

鳴き声は子孫を残していくために必要不可欠な、自分をアピールする方法のひとつなのです。

なのでもし家に連れ帰ったカエルが鳴かなかった場合、そのカエルは雌である可能性が高いと言えます。

雄のカエルで鳴かなかった場合は、新しい環境に一時的に驚いてしまって鳴かなくなっているのかもしれませんね。

カエルが安心できる環境にしてあげれば、そのうち楽しい歌声を聞かせてくれるかもしれませんよ。

スポンサードリンク

まとめ

賑やかで明るい合唱を聞かせてくれるカエル達。もし家に連れ帰って鳴かなかったとしても残念には思わないでくださいね。彼らが鳴かないのにはちゃんとした理由があります。生き物として強く生きていくために、素敵なガールフレンドを求めて自慢の歌声を披露しているなんて。カエル達のことがなんだか可愛く思えてきますよね。

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事