カエルといえば緑色がポピュラーだと思いますが、茶色や灰色のものもたくさんいますよね。
同じ種類でも、緑、茶色、赤褐色など個体によって特徴がありますし、模様が入っているために複数の色が入りこんでいるカエルもいます。
そのなかで、今回は灰色が目立つカエルに焦点を当てて調べてみました。
アカガエル科
世界に20属300種以上いるといわれているカエルで、日本には25種が生息しています。
アカガエルとはいっても体色が赤いカエルが分類されているわけではありません。
アカガエルの基本形であるヨーロッパアカガエルなどに赤い種が多かったため、ついた名前のようです。
ちなみに英語圏では、Truefrogと呼ばれています。
灰色が目立つカエルには、ナゴヤダルマガエル、トウキョウダルマガエル、ツチガエル、サドガエル、ホルストガエルなどが挙げられます。
ナゴヤダルマガエルやトウキョウダルマガエルには緑色のものもいます。
サドガエルは、下半身のお腹側の皮膚だけ黄色くなっているものが多いようです。
ヌマガエル科
主に東南アジアからアフリカにかけて分布しているカエルです。
日本にはナミエガエル、ヌマガエル、サキマシヌマガエルがおり、南の方に生息しています。
いずれも茶~灰色の体をしています。
世界で食用とされ、美味と評されるカエルのなかには数種類のヌマガエルが含まれているようです。
アオガエル科
アジアによくみられるカエルで、日本には4属8種が生息しています。
ほとんどの種が樹の上で生活するカエルで、指に優れた吸盤をもっています。
緑色をしたものが多いですが、灰色のものもみられます。
アイフィンガーガエル、カジカガエル、リュウキュウカジカガエルなどに灰色の個体が確認されているようです。
アマガエルの変色
日本で最もよくみられるニホンアマガエルは、緑色の体に黒っぽい線が入ったカエルですが、自分で灰色や茶色に変化させることができるようです。
これは、自分の体を周囲の石や木と同調させて身を隠すためです。
また、興奮していたり休みたいときだったり、体調によって変色する場合もあるようです。
まとめ
灰色とはいっても、黒い模様が入っていたり石そっくりの色だったり、個性があるようです。緑のカエルも美しいですが、時には灰色ガエルの渋みを味わってみるのも良いですね。
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