動物は普通、お腹をさすったり、なでられたりすると、寝転びお腹を無防備にさらしてじっとしているものが多いです。
獰猛な虎でも、犬や羊も、お腹をさすられると気持ちがよいのかじっとしています。
カエルの場合はどうなるのでしょうか。調べてみます。
カエルのお腹をさすると?
カエルの背中を指先でゆっくりなでると、カエルは気持ちいいのかじっとしています。
お腹をさするとどうなるのでしょうか。
カエルをひっくり返して、お腹を綿棒でこすってみます。
すると、他の動物の同様にこすられるとじっとしています。
その代り、口は呼吸のためかクチュクチュとのどの下側の皮膚だけが動いています。
さすり続けてもじっとしています。
さするのを止めると己でひっくり返り動き出します。
カエルのお腹を綿棒でさすり続けるとじっとしていて、お腹が前より段々と膨らんでいくように見えます。
背中と同様にお腹をさすられると喜んでいるのでしょうか。
そうとも考えられますが、さすられて、お腹が膨らむのは、別な理由も考えられます。
カエルは肺呼吸と皮膚呼吸の両方で呼吸をしています。
カエルには肺を膨らませる横隔膜はありません。
お腹をさすられたとき、口をクチュクチュさせていたのは、口から吸い込んでのどにいったんためた空気を、肺に送り込んだためにお腹が膨れたと考えられます。
そのせいでお腹が空気でいっぱいになり、手足の動きが鈍くなりじっとしていたとも考えられます。
カエルが敵から身を守るために体を大きく見せようとして、必死になってお腹に空気をためているのかもしれません。
まとめ
カエルは背中をさすったりなでたりしてあげると、気持ちが良いのかじっとしています。
お腹をさすったりなでたりしてあげると、じっとしてお腹を膨らませていますが、その理由はよくわかりません。
たぶん、お腹をさすったり撫でたりすると、猫などと同じように気持ちがよくなり空気でお腹を膨らませているのでしょう。
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