アマガエルをオタマジャクシのうちから、あるいは卵の状態から育ててみたいといったときに、どうやって育てていいかわからないことも多いと思います。
今回はそんなアマガエルのオタマジャクシの時の生態を中心に調べていきたいと思います。
成体に変わるまで
オタマジャクシは、成体になるまで主に水の中を拠点に生活します。
成長して足が生えてくると、陸上に上がる頻度が増えていき、呼吸法も鰓呼吸から肺呼吸に変化します。
食生活も成体とは異なり、パンや米粒など植物性の餌を中心に食べる雑食性です。
これは内臓の仕組みが親と異なり、腸が体長の割に長いことが起因しているとされています。
成体と違い、動いていないもの、生きていないものなども食べます。
成体になると虫やミミズなど生きている獲物を積極的に捕食します。
足が4本生えてくると尾が縮んで体の緑色が目立つようになってきます。
オタマジャクシの時の色はみんな同じ黒だと思われがちですが、よく見ると半透明であったり、褐色であったりとそこにはきちんとした違いがありますが、茶や黒以外のカラフルな色は現在確認されていません。
オタマジャクシでいる期間
孵化してから、成体になるまで、アマガエルの場合1ヶ月半程度かかります。
中にはオタマジャクシのうちから越冬する種類もいまして、成体になるまで1~2年を要するものもいます。
日本ではツチガエルなどが該当します。
オタマジャクシの習性
あまり活発に活動することは少なく、水の底のあたりをうろうろしています。
水草や藻をよく食べますが、ヒキガエルやウシガエルなどのオタマジャクシは体が大きいため、メダカを捕食する獰猛な一面を見せることもあります。
アマガエルの仲間のヒメアマガエルのオタマジャクシなどは水中の微粒子や、プランクトンを主に食べます。
まとめ
基本的にはオタマジャクシは淡水で飼育しましょう。
流れのあるところに棲息しているものもいますが、基本的にはオタマジャクシは水流を好みませんので、エアレーションをつけるのはよしましょう。
また、アマガエルは成体になるまでの時間が短いので、飼育するケージなどにはあらかじめ陸を作っておくことをお勧めします。
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