雨上がりや梅雨時期になるとたくさんのカエルが集まり大合唱をしている所を聞くと夏が近い事が感じられる風物詩ですよね。
でも、カエルって普段はどんな所に住んでいるのか良く知らない人も多くいるのでは無いでしょうか?
普段は水の中にいるのか陸上にいるのか何日も観察をする機会が無いので分からない人も多いでしょう。
そしてカエルは粘液に包まれて生活をしているけど呼吸はどうしているんだろう何て思ったりすると思います。
そこでカエルの呼吸について調べてみました。
カエルの皮膚の構造
カエルは卵から孵化するとオタマジャクシになります。
オタマジャクシは水の中でしか生きていられません。
やがて成長し手足が出来てくると陸へ上がり生活を始める頃に肺呼吸をはじめます。
カエルの皮膚呼吸は水の中に含まれている酸素を体内に取り込み、体の中で出来た二酸化炭素を皮膚を通して外へ排出する仕組みを持っています。
この動作がカエルには出来るので肺呼吸と皮膚呼吸の両方をする事が出来ますが、皮膚呼吸をする為には乾燥は大敵です。
カエルが湿ってる理由としては外敵から身を守る為に毒の入った粘膜を出している事の他に、水分から酸素をうまく取り込む役割もあります。
なので、カエルは皮膚が乾燥していると呼吸が出来なくなって命を落としてしまいます。
オタマジャクシは肺呼吸?
カエルは皮膚呼吸と肺呼吸をする事が分かりました。
でもオタマジャクシの時はエラ呼吸をしています。
ここで疑問が出て来ますよね?
オタマジャクシの時にエラ呼吸をしていて成長すると肺呼吸と皮膚呼吸になる。
あれ?エラ呼吸は?ってなりますよね。
オタマジャクシの時はエラ呼吸しか出来ないので水の中でしか生きられません。
成長するに従い陸へ上がりやがて肺呼吸と皮膚呼吸になりますが、オタマジャクシから成長していくとエラは退化していくと言われています。
両生類の心臓は『2心房1心室』です。
心室から動脈に入り体を回って1心房に戻る経路と肺を回って2心房へ戻る2つがあります。
戻ってきた血液は心室で混ざり、また送り出す繰り返しをします。
オタマジャクシの時はエラ呼吸をしていますが、成長するにつれ肺へ血液が回る機能が活動し始めてエラは退化していくと言われています。
まとめ
カエルは皮膚呼吸と肺呼吸をするのですが中には肺が無いカエルもいると言われています。
その土地の環境に適した進化を遂げているカエルもいるかも知れませんが、大概のカエルはエラ呼吸から成長していくと肺呼吸と皮膚呼吸の両方に変わっていきます。
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