春から初夏にかけてたまに見かけるカエルくん。
苦手な人もいらっしゃいますが、見つけるとつい童心にかえってしまいますね。
筆者の身近でもアマガエルはよく見かけます。
現在日本には39種類のカエルが生息していることが確認されております。
今回はその中でも有名な5種類のカエルの特徴について調べてみました。
天才気象予報士アマガエル
アマガエルは一番よく見かけることのあるカエルです。
体の特徴は指先の強靭な吸盤。グリップ力は抜群で滑りやすい葉っぱの上でもしっかりと体を支えることができます。
また、体の色を変えて所謂『擬態』をすることができます。
普段は緑色の体の色ですが、敵から身を守るため、土の上だと茶色になります。
このアマガエルくん。その名の通り雨を予測する能力があります。
雨が降る前の気圧の低下を逃さずキャッチし、木登りをします。
初夏の夕立には、とても高い声で鳴きます。これはシャワーコールと呼ばれるものです。
猛毒をもつヒキガエル
ヒキガエルは、またの名をガマガエルと呼ばれます。
『ガマの油売り』で有名なカエルはこのヒキガエルのことです。
このようにヒキガエル君は昔から歌舞伎や物語にもよく登場してきました。
忍術使いの手下として描かれたこともある、ミステリアスなカエル君です。
ヒキガエルには猛毒があります。
耳腺から分泌される液は毒液です。
飛散したこの毒液が目に入ると重症な角膜炎を起こします。
海外では、ヒキガエルを食べて亡くなった方もいます。
食用には絶対にならないカエルです。
モーモー鳴くよアメリカからきたウシガエル
ウシガエルくんはその名の通り、モーモーと鳴きます。
とても大きな体をもち、体長は10センチから20センチあります。
もともとは食用ガエルとしてアメリカから輸入されてきて、現在外で見かけるウシガエルは、それが脱走し野生化したそうです。
毒はもっておらず、現在でも食用ガエルとして食卓に並ぶことがあります。
日本の国宝の絵のモデルになったトノサマガエル
日本の古い書物の『鳥獣人物戯画』のなかに国宝になっているうさぎとカエルが相撲をとっている絵があります。
このカエルはトノサマガエルだといわれております。
体長は3センチから9センチで、オスよりメスのほうが大きいです。
又体の色がメスとオスでは異なり、メスは灰色。
オスは緑っぽい茶褐色をしています。
まとめ
主なよく見るカエルくんの種類と特徴を調べてみました。
初夏になったら散歩がてらにカエルウォッチングをするのも楽しそうですね。
子どもさんがいらっしゃる方は特に楽しいのではないでしょうか。
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