ヒキガエルとアマガエル、日本のカエルの代表格ですよね。
ですが、ヒキガエルとアマガエルにどのような違いがあるのか、詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?
ここではヒキガエルとアマガエルの違いについてご紹介します。
ヒキガエルとアマガエルの違いは?
アマガエルはアマガエル科アマガエル属のカエルで、ヒキガエルはヒキガエル科ヒキガエル属のカエルになるので、科も属も違うカエルになります。
大きさもアマガエルが3~5㎝ほどの大きさなのに対し、ヒキガエルは7~17cmとかなり大きなカエルになります。
体色もかなり違い、アマガエルは普段は緑色をしていることが多いですが、ヒキガエルは褐色や黄褐色、赤褐色で、白や黒の帯模様が入っているものや、赤い斑点が入っているものがいるようです。
動きもかなり違うようで、アマガエルは移動するときにピョンピョンと跳ねて移動をしますが、ヒキガエルはのそのそと歩いて移動をします。
成体になった状態ではあまり間違えないと言えますね。
鳴き声はアマガエルの方が大きい?
体の大きさはアマガエルよりもヒキガエルの方が断然大きく、鳴き声もさぞ立派なものだろうと思いきや、意外なことにヒキガエルの鳴き声はアマガエルよりも小さく、「クックックックッ」と高く小さな声で鳴くそうです。
アマガエルは「鳴嚢」と呼ばれる鳴き声を大きく響かせる器官があるため、小さな体でも大きな鳴き声を出すことができるようですが、ヒキガエルにはこの鳴嚢がなく、小さな鳴き声になるようです。
オタマジャクシのときでも違いはあるの?
カエルへと成長すると違いのはっきりとするアマガエルとヒキガエルですが、オタマジャクシのときは大きさが似ているようです。
むしろ、生長すると大きくなるヒキガエルのオタマジャクシの方が小さいくらいなようです。
アマガエルのオタマジャクシ時代は大きさが大きく、最大で5㎝になるものもいるそうです。
一方ヒキガエルは孵化したばかりのもので2~5mmほど、生長しても3cmほどにしかならないようです。
大きさが似ているオタマジャクシ時代ですが、それぞれ特徴があるようで、ヒキガエルのオタマジャクシは色が黒いのが特徴で、アマガエルのオタマジャクシは色が茶色っぽく目が極端に離れていることが特徴になります。
まとめ
いかがでしたか?
ここではアマガエルとヒキガエルの違いをご紹介しました。
アマガエルもヒキガエルも皮膚に毒があるので、触った後は必ず手を洗うようにしましょう。
特に、ヒキガエルの毒は強力なので、ヒキガエルの鼓膜の横の耳腺から白い毒液が出ていたら、触るのは控えるようにしてくださいね。
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