オタマジャクシは水田でよく目にしますし、成体になった姿も梅雨の時期になればよく見かけます。
では、いったいどのような成長の流れを経て、大人のヒキガエルへと変わっていくのでしょう。
そこで今回は、ヒキガエルの成長過程をテーマにして話していきたいと思います。
ヒキガエルの成長速度はどれくらいなの?大人になるまでどれくらい?
大人のヒキガエルへと成長していくまでの流れの中で、いったいどんな特徴があるのでしょうか?
エラ呼吸から肺呼吸へと切り替わる時期は、いつなのでしょうか?
どんな過程を経て成長していくの?
卵から孵ったばかりのオタマジャクシは、体の中央がくびれたダルマのような見た目をしています。
その後、頭と尻尾に分化し、私たちが一般的に目にするオタマジャクシへと変化していきます。
孵化したオタマジャクシは雑食性のため、亡くなった魚や水草、時には仲間を食べることもあります。
スイスイと水の中を泳ぐことができるようになると、まず後ろ足が生えてきます。
後ろ足が生えてくると、だんだん尻尾は少しずつ縮んでいきます。
前足は左右バラバラで出現することが多く、この頃には尻尾は跡形もなく、エラ呼吸から肺呼吸へと切り替わっています。
3ヶ月もすれば、見た目は立派な大人のヒキガエルへと成長します。
成長する中で見られる特徴は?
オタマジャクシの足が生えそろうのは、前足と後ろ足が同じタイミングではないことが大きな特徴です。
キック力の強い後ろ足、そして前足という順番で現れます。
前足や後ろ足の出現に伴い、フィンの役目をはたしていた尻尾はだんだんと退化していきます。
当然ですが、水中で生活をしている際は、エラ呼吸をしており、顔の側面にそれを確認することができます。
尻尾が完全になくなってしまうまでは、陸上にあがってもうまくバランスをとることができないため水中で生活をします。
陸上で生活するようになると、カエルのトレードマークである長い舌を使って、昆虫などを捕らえて食べるようになります。
まとめ
ヒキガエルの成長過程は、尻尾のある状態から後ろ足が出現し、前足が生えそろうという流れをたどります。
その過程の中で、身体の仕組みが変化して、水中から陸上での生活に適応できるようになります。
わずか3ヶ月という短い期間で成体へと変化していきます。
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