カエルはオタマジャクシの時期は植物性のものを食べますが、変態して大人になると完全肉食に切り替わり、生きたものしか食べません。
飼育する場合、ほとんどのカエルの主な餌はコオロギになります。
そこで、どんなコオロギを与えればいいのか調べてみました。
イエコオロギとフタホシコオロギ
ペットショップで販売されているコオロギはイエコオロギとフタホシコオロギです。
薄茶色のイエコオロギは動きが素早く、フタホシコオロギよりも丈夫な体をしています。
黒っぽいフタホシコオロギは暑さ寒さに弱いコオロギです。
カエルの種類によって好みが分かれるので、食べないときはもう片方のコオロギを試してみると良いでしょう。
また、狩りが苦手な個体であれば、すばしっこいイエコオロギでは捕まえられない場合もあります。
サプリメントをかける
同じ餌ばかり食べていると栄養が偏って、脚を悪くしたり骨に影響がでたりします。
そこで、カルシウムなどのサプリメントをコオロギにまぶしてから与えるようにします。
コオロギにも栄養をつける
野外で採ってきたコオロギならそのまま与えても良いようですが、ペットショップのコオロギには、3日間ほど栄養豊富な餌を与えてから、カエルに与えた方が良いようです。
コオロギの摂った栄養がそのままカエルの栄養になるからです。
コオロギ用の栄養豊富な餌もショップで販売されています。
野菜くずなどは農薬が残っているとコオロギが亡くなる可能性があるので、やめておきましょう。
コオロギを繁殖させる
自宅でプラケースを用意し、コオロギを繁殖させると餌用に常にストックできて便利です。
コオロギの卵は約10日で孵化します。
産まれてから2齢幼虫くらいまでは熱帯魚稚魚用のパウダー状フードやスズムシの餌などを与え、3齢幼虫からはニンジンなどを与えます。
カエルの個体に応じた大きさのコオロギを選びやすくなるのも利点です。
コオロギがカエルをかじる?
飼い始めたばかりで、飼育環境下に慣れていないカエルでは、逆にコオロギにかじられて怪我をする可能性もあります。
餌を与えるのはカエルが環境に慣れておちついてからにしましょう。
また、カエルが食べ残したコオロギが、昼間に寝ているカエルをかじることもあります。
余ったコオロギは早めに回収してあげましょう。
まとめ
上手に使えば、コオロギはカエルにとって最大の栄養源となるようです。適量を食べさせていつまでも健康で長生きしてもらいたいですね。
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