カエルを複数匹飼育する場合、餌を取り合う可能性が出てきます。複数匹を健康に育てるにはどうすればいいか調べてみました。

常に状態をチェック

複数匹飼育していると、力関係が生じて餌にありつけない個体が出てくる可能性があります。

カエルの種類によっては、非常に縄張り意識の高いカエルもいます。

餌が行き届くように多めに与えるのもひとつの手ですが、痩せてきている個体がいたら別のケースで飼育することも考慮した方が良いでしょう。

複数匹飼育に向いているカエル

キオビヤドクガエル、クサガエルなどは協調性が高く、複数飼育でもうまく育つ可能性が高いようです。

逆にべルツノガエルは共食いに発展する可能性があるので、おすすめはできません。

餌は均一にばらまく

餌皿などに入れて一ヵ所にのみ置くと、餌の取り合いが始まり弱い個体は餌にありつけなくなってしまいます。

ですので、餌は飼育ケース全体に行き渡るようにばら撒くと良いでしょう。

ケース内のレイアウトを変えてみる

カエル同士で争いが生じた場合、飼育ケース内のレイアウトを変えると緩和されることがあるようです。

しかし、これは一時的な措置にすぎないため、すぐに別の対策をとる必要があります。

カエル 餌 取り合い

単独飼育をする

争いに負けて痩せてきている個体がいたら、別のケースに入れて単独で育ててやるのがいちばん良い方法といえます。

さらに、デリケートな個体だと、強い個体の視線を感じただけで委縮してしまい、不調を来たすものもいます。

カエルは目がとても良いので、ケースを分けただけではじゅうぶんではない可能性もあります。

その場合は、ケースの間に覆いとなるものを挟んで目隠しを作ってやる必要があります。

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まとめ

餌取りで負けてしまったカエルが弱ってきた場合、個別にして餌をあげることはもちろん、水をたくさん用意してあげることも大切です。弱っているカエルは、健康なカエルよりもたっぷりのきれいな水を必要としているためです。また、水温や気温、湿度が適正であるかどうかもいつも以上に気を配ってあげる必要があります。カエルはストレスを感じやすい感情的な生き物ですので、一匹一匹に気を配ることが大切なようです。

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