皆さんは外来種についてご存知でしょうか。外来種とはもともと生息していなかった場所に国外から移植されて繁殖して他の在来種に影響を及ぼす種になります。
外国だけでなく、国内でも本来生息していない場所に移植されて増えてしまう種もあります。
これを国内外来種といいます。カエルにも外来種が存在します。
普段何気なく見ている種類が外来種だったりすることもあるようです。
今回は、北海道のカエルの外来種について調べてみました。
北海道の外来種のカエル
北海道には元々生息している在来種のカエルが2種います。
二ホンアマガエルとエゾアカガエルが北海道の在来種になります。
この2種の他にも最近ではいろいろなカエルが見られるようになってきたようです。
その中でも、アズマヒキガエル、ウシガエル、トノサマガエルは国内外来種になります。
これらの種が北海道に持ち込まれた理由は、食用、実験用、ペットが人の手によって持ち込まれたカエルが逃げたり、育てきれなくなって逃がしてしまったものが繁殖して増えたことによるものです。
カエルは繁殖力が高く、環境適応力も高いので多少環境が変わっても生き残ることができます。
トノサマガエルなどは二ホンアマガエルとエゾアカガエルよりも体が大きいので、希少な昆虫や在来種のカエルの子供を食べてしまうことがあるようです。
カエルの卵
カエルの卵は水流のない水の中に産卵され、一回の産卵で卵塊になります。
卵は酸素を与えないと死んでしまします。
カエルの種類によって産卵方法などは様々で、口の中で育てる種類や、背中に卵えお育てるための穴が開いている種類もいるようです。
まとめ
カエルは他の生物に与える影響は少ないですが、やはり増えすぎてしまうと生態系に影響を与えかねないようです。おたまじゃくしは雑食性、カエルは肉食で昆虫を好んで食べています。飼育の際は、絶対に逃がすことのないように気を付けて飼育してください。元々採取してきた在来種の個体であれば、採取してきた場所に放しても大丈夫だと思います。ペットショップなどで購入した生体は逃げないようにしっかりとした管理が必要になります。外来種を外に放つのは違法行為になります。日本の生態系を守るためにもルールを守りながら飼育しましょう。是非、参考にしてみてください。
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