ヒキガエルが毒を持つという事実をどれだけの人が知っているでしょうか?

仮に知っていたとしても、どんな症状が現れるかを知っている人は少ないかもしれません。

そこで今回は、ヒキガエルの毒の成分について紹介していきたいと思います。

ヒキガエルが分泌するブフォトキシン!どんな症状が出るの?

ヒキガエルの毒成分はブフォトキシンと呼ばれていますが、フグ毒のテトロドトキシンと響きが似ています。

では、この毒にどんな成分が含まれているのかを詳しく見ていくことにします。

そして、口にしたり、触れたりしたら、いったいどんな症状が現れるのか調べていきましょう。

主な毒の2つの成分とは?

1つは、フグ毒と同じ作用のあるステロイド系の毒を有しています

人間が誤って口にすると中毒を引き起こし、触れてしまうと皮膚炎を引き起こしてしまいます。

触れた手で目をこするなどすると、ひどい痛みが襲い、早く洗い流さないと失明するおそれすらあります。

犬などが咥えてしまった場合、ひどく苦しみ、最悪の場合は亡くなってしまうこともあるそうです。

もう1つは、幻覚作用を及ぼすブフォニンやブフォテニンを有しています

ある一定以上の量を摂取してしまうと、顔色が悪くなったり、全身に痛みが走ったりなどします。

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ヒキガエルの毒を舐めてみたら…?

ヒキガエルを飼育している人の中には、自らの身体をはって、その毒を実際に体験した人がいます。

飼育しているヒキガエルを刺激して、シャーペンの先に毒液をつけ、口に含んだそうです。

その結果、口の中がしびれたような感覚が数時間も続いたと報告しています。

おそらくステロイド系の神経毒の働きによるものだと考えられます。

シャーペンの先につくくらいの量で人間に対して、これだけの影響を与えてしまいますから注意が必要です。

もし、飼育している時に手に毒液が付着した場合は、すぐに手洗いをすれば問題ありません

まとめ

ヒキガエルが有する毒成分は、神経毒と幻覚症状を引き起こすものの2つがあります。

少量でも強い毒性を発揮しますから、犬とヒキガエルを一緒に飼育されている場合はしっかりと管理してください。

念のためヒキガエルを触った後は、しっかりと手洗いをするようにしましょう。

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