寒い眠い朝に布団から出たくない時、このまま冬眠してしまいたいと思ったことはありませんか。
もちろん人間は冬眠出来ません。
食いだめというものが出来ないので、いくらじっとしていてもお腹がすいてしまいます。
その点、アマガエルは秋口までは餌を食べまくり、気温が約10度を下回ると冬眠に入ります。
期間は地域にもよりますが、10月末か11月くらいから、春先の3月か4月頃までの約5ヶ月にものぼります。
その間、ずっとじっとしているのです。
よっぽど快適な場所でなければ、5ヶ月もじっとしていられないでしょう。
その間はずっと寝ているわけではなく、目を覚ましてぼーっとしていたり、もぞもぞと動いていたりする時もあります。
一体どんな場所で冬眠するのでしょうか。
自然のアマガエルの冬眠方法を詳しくご説明いたします。
アマガエルの冬眠場所って意外に・・・
カエルが選ぶ冬眠の場所は、カエルの種類によって違います。
生活をほとんど水中ですごすカエルは、池や湖など水中で越冬しますし、草原や森林、乾燥地、などに住むカエルの場合は、土の中に穴を掘ったり、落ち葉や苔の下などで冬眠します。
カエルというと水の中や水の側で冬眠するイメージがありますが、このタイプのカエルの殆どは、水辺を避けて浅い土の中で冬眠をします。
畑仕事で鍬で耕している時に、冬眠中のカエルに出くわすとよく言われます。
その全てが10cm以内の浅いところからの発見です。
アマガエルの冬眠は土の中?
アマガエルは土を深く掘って冬眠はしません。
アマガエルは基本的に茂みや、樹上を活動とするタイプですので、土の中ではなく、木の根の下、落ち葉の下、身近な所では、民家のプランターの下など驚くほどあっさりしたところで長い冬眠に入ります。
アマガエルの場合は一番身近なところで冬眠するので、思わぬところで冬眠に出くわす事もありますが、そっと見守ってあげて下さい。
まとめ
冬眠とは、簡単に言うと「冬は餌がないから寝る」というものです。
それがアマガエルにとって一番自然のサイクルに沿ったものです。
秋から冬にかけてだんだん動かなくなり、食欲が落ちてきたら冬眠のサインと思って下さい。
私達人間もその名残があるように感じます。
食欲の秋という言葉もあるように、秋口にはめっぽうお腹が空きます(食いだめは出来ませんが・・)。そして、冬になると寒いからといって部屋からあまり出ないどころか、コタツに入って動かないこともあります。
アマガエルも人間も似たようなところがありますね。
今のあなたにおすすめの記事